2023.02.24
自己中を気づかせる方法!自己中心的な人の特徴と末路【撃退法紹介】
自己中を気づかせる方法はないかな?と考えたことはありませんか?「自分勝手で他人の事を考えない」そんな人っていますよね。この記事では、自己中心的な人の特徴や末路、自己中の治し方や撃退法を解説します。周囲にいて困っている人はぜひ参考にして下さい。
そもそも自己中とは?
自己中という言葉は「自己中心的」の言葉を略したもので、「自分のことばかり考える人」のことをいいます。
同僚や知り合いとの会話でも「自己中」という言葉をよく使いますよね。
人間は人と人との関係で成り立っていますから、周囲の人の気持ちを考えて行動するのが普通です。
しかし、自己中心的な人は、「周囲の人のことを考えない自分勝手な行動」をしてしまいます。
他人の心や発言の意図などをくみ取ることができないのです。
他人のことを考えられない人間は、周囲から嫌われるだけでなく、自分を生きづらくしています。
あなたが周囲の人に「自己中だ」と言われた経験があるなら、治した方がいいでしょう。
また、あなたの周囲に自己中な人がいたら、その人との関係を考える必要があります。
では、他人の事を考えることができない自己中な人は何が原因なのでしょうか?
自己中心的な人は育ちが原因?
「自己中心的な人が周りにいて困っている」「他人のことを考えず自分を優先する」
そんな自己中心的な人は、育ちが原因なのでしょうか?
実は、自己中は育ちが原因で起きることがあるのです。
では、どんな環境で育った人が「自己中心的な人」に育ってしまうのか見ていきましょう。
甘やかされて育った
幼少期から甘やかされて育った人は、「自己中心的な人」になることがあります。
両親から叱られることもなく、何をしても「かわいいね」などとちやほやされて育つと、どんどんわがままになっていきます。
まるで、世界の中心が自分かのように錯覚してしまい、「自分が一番で当然」という思考になっていくのです。
こういった環境で育ったために、社会に出てからも自分勝手な行動は消えず、他人に迷惑をかけてしまいます。
「上司に厳しく怒られる」「協調性がなく周囲になじめない」といったことが起こり、浮いた存在になってしまうのです。
厳しくされて育った
反対に厳しく育てられすぎた人も自己中になることがあります。
これも幼少期に、親や学校の先生などから厳しくされすぎた結果、「何で自分だけ?」と思うようになり、自己中心的な考えになってしまうのです。
「こうじゃなきゃいけない」「そんなこともできないの!」となんでも否定する親の元で育てられると、抑えつけられた自分の意見を発散するかのように自己中になります。
無関心で育てられた
甘やかされてもいないし、厳しく育てられてもいない「無関心に育てられた」ことも原因としてあります。
幼少期に親から愛情を受けずに無関心で育てられると、「自分は誰からも必要とされていない」と感じ、好き勝手にしてしまう自己中心的な考えになるのです。
他人に関心がなく、自分と他社との間に大きな壁があり、自分以外の他人は敵だとみなしてしまいます。
このような状況が原因で、自己中心的になる可能性があります。
自己中心的な人の特徴
自己中心的な人は、物事を自分中心に考え、他人の事を考える能力が低いです。
自己中心的な人は特徴があり、職場やコミュニケーションをとる場面で特徴が表れます。
ここでは、過剰に自分のことだけを考える自己中心的な人の特徴を3つ紹介していきます。
自分や周囲の人にあてはまるところがあるか確認してみて下さい。
1人称が多い
自己中心的な人の特徴1つ目は「1人称が多い」ことです。
1人称、つまり「私」「俺」「僕」を使うことが多い傾向があります。
なぜなら、自己中な人は「自分のことで頭がいっぱい」だからです。
一方、他人を思いやる気持ちが強い人は3人称、つまり「私たち」を使うことが多いのです。
自分が他人より優れていると勘違いしていることから、自己中な人の特徴と言えるでしょう。
空気が読めない
自己中心的な人の特徴2つ目は「空気が読めない」です。
職場の同僚や部下に対しても、躊躇なく空気が読めない発言をします。
自己中な人は、他人への関心が低いので相手の気持ちを汲み取ることができません。
相手の気持ちに関係なく発言をし、相手や周囲から「この人、空気読めないな」と思われるのです。
常に自分中心に考えているため、思ったことをそのまま口に出してしまい、空気の読めない発言をしてしまうのでしょう。
承認欲求が強すぎる
自己中心的な人の特徴3つ目は「承認欲求が強すぎる」ことです。
承認欲求とは、「誰かに認めてもらいたい」「見てもらいたい」という欲求です。
どんな人間にも備わっている承認欲求ですが、これが強すぎることが原因で自己中といわれるようになります。
実は、承認欲求が強いことはいいことでもあります。
「仕事で成功して認められたい」という欲求が起爆剤となり、成功を修めることもあるでしょう。
問題なのは、承認欲求が強すぎて「自分をコントロールできない」ことです。
自分をコントロールできなくなると、上司や社長に認めてもらうことや、自分が上にあがることだけを考えて行動します。
そうすると、同僚や部下から嫌われ、自分も生きづらくなってしまう場合があります。
承認欲求が強すぎることも自己中心的な人の特徴と言えます。
自己中を気づかせる方法
「職場で自己中心的な人がいて困っている」「自分で気づいてもらえないかな?」
そう思っている方もいると思います。
自己中な人はプライドが高い傾向にあり、人から指摘されると攻撃的になる人がいます。
できれば、トラブルを避けるためにも、指摘される前に自分で気づいてほしいものですよね。
それでは、あなたの職場にもいる「自己中な男に気づかせる方法」をご紹介します。
自分の立場に置き換えさせる
自己中な人は自分のことを一番に考えて行動をします。
この行動を逆手にとって「自分の立場に置き換えさせる」のです。
そうすることによって、自分が周りの人の立場に立って初めて「あ、自分はこんなことをしていたんだ」と気づいてもらう方法です。
例えば、自分勝手な行動をしている違う人の例を話に出してみることです。
「こんな人がいるんだけど」「こういう人って嫌われるよな」といった形で、あくまでその人ではなく、違う人で自己中心的な人がいると話をしてみます。
ここからが大切ですが、「自分の周りにこういう人がいたらどう思う?」などと自然な形で質問をしてみるのです。
そうして自分がされたら嫌なことを主観的に見せます。
この時、「それ俺に言ってる?」などと口論になりそうになったときは、のちに説明する「自己中の撃退法」を参考にしてもらえればと思います。
認めてあげる(承認欲求を満たしてあげる)
自己中な人は自覚している人もいれば、自覚していない人もいます。
いずれにせよ「自己中なことは変わらない」のですが、認めてあげることで自覚している人もしていない人も、自己中を気づかせる方法があります。
自己中な人は「自分が物事の中心」だと思っていますから、それを認めてあげて(承認欲求を満たす)、天狗にさせてあげるのです。
常に自分の利益になることを考えるので、いつかぼろが出ます。
その時には、周囲の評価は落ち、勝手に落ちていってくれるでしょう。
そして、落ちて初めて自分で気づいてもらうのです。
自己中心的な人の末路を話す
「自分の立場に置き換えさせる」にも似てますが、これは自己中心的な人がずっとその行動をとり続けた後の末路を話す(見せる)ということです。
有名人や著名人にも、大ブレイクして成功を収めた人が天狗になり、自分勝手になった結果転落した人生を送った例はたくさんあります。
そうした例を会話の中で知らせてあげることで、「自分も改めよう」と思わせるのです。
また、反対に長期的に成功している人の例を見せることもいいでしょう。
長期的に成功するには、周りの助けがないと成立しません。
その周りの人との関係を良好に保つ事が大切だと感じさせるように話してみましょう。
そうすることで、自己中を気づかせることができるかもしれません。
この自己中を気づかせる方法は子供にも応用できるものなので、子供が自己中で困っている方も参考にしてください。
自己中な人の対処法
自己中を気づかせる方法をご紹介しましたが、それでも治らない人もいるかと思います。
むしろ、治らない人の方が多いのではないでしょうか。
なぜなら、人の性格はなかなか変わらないからです。
でも、自分が被害を受けないように対処はできます。
自己中の治し方を考えるのではなく、自己中な人との付き合い方を身につけることが重要です。
ここでは、自己中な人との対処法を紹介します。
話を聞き流す
自己中な人への対処法1つ目は「話を聞き流す」ことです。
自己中な人には「話を聞いている」ように見せましょう。
「すごいですね」「たしかに」などと頷きながら話を聞くことです。
ここで我慢を切らして反論をしてしまうと怒ってしまい、なかなか怒りが収まりません。
自己中な人は一方的に話をしたがる傾向にあるため、とにかくそれを聞き流しておだててあげることで、気持ちよく去っていきます。
ただ、一方的に話をされることに我慢できないこともありますよね。
そんな時は、次に紹介する対処法を試してみて下さい。
ギブアンドテイクの関係になる
自己中な人への対処法2つ目は「ギブアンドテイクの関係になる」ことです。
おだてすぎると調子に乗って、さらに状況が悪化する場合があります。
そんな時は、ある程度の距離感を保つようにしましょう。
自己中な人は、自分の利益を真っ先に考えるので、このままだと周囲の人が困り果てて疲弊してしまいます。
そんな時は、「してくれたらする」「してくれないならしない」といった、ギブアンドテイクの関係を取りましょう。
優しくて良心的な人は、自分勝手な人に振り回されがちです。
自分勝手な人に振り回されない為にも、ギブアンドテイクの関係を築くことでいい距離感を保ちましょう。
こうすることで、自分が自己中心的な人に振り回され、疲弊することはなくなります。
転職を考える(部署を変える)
自己中な人への対処法3つ目は「職場や部署を変える」ことです。
職場、もしくはその人と関わらなくていいような部署に異動することで、自己中な人と関わらなくてすみます。
周囲の人と相談し、自分が変わるか相手を異動させるか話しあってみるといいでしょう。
この職場(部署)を変えるまでになるには、相当な迷惑を掛けられている状態だと思います。
前述した、「話を聞き流す」「ギブアンドテイクの関係になる」などの対処法を試しても効果がなかったら、職場を変えることも頭に入れておきましょう。
人間関係でストレスを抱えたまま仕事をしないようにすることが重要です。
ただ、職場や部署を変えた先にも「自己中な人」がいるかもしれません。
部署の異動であれば、事前に知ることができる可能性はありますが、転職をするとなると入ってみないとわかりません。
リスクがあることを頭に入れて、最終手段にしましょう。
自己中の撃退法
自己中心的な性格を変えることは難しいことです。
自分を変えることはできても、相手を変えることはできません。
自己中な人との話を聞き流していても、どんどんエスカレートしてくることがあります。
そうなると戦わないといけないときがきます。
「戦わずして勝つ」ことが一番いいですが、自分のためにも周囲のためにも、守らなければならないものを守るために戦わないといけないときがくるのです。
そんな時のために「自己中の撃退法」をご紹介します。
詰める
自己中の撃退法は「徹底的に詰める」ことです。
徹底的に詰めるときは、しっかりと相手が周囲を困らせていることを伝えましょう。
自己中な人は自分勝手ですから、人に迷惑をかけていることに気づかなかったり、軽くみていたりしています。
今まで誰も指摘してこなかったから、自己中に育った可能性もあります。
周囲がどれほど困っているかを具体的に話して、徹底的に詰めてみることも1つの手です。
喧嘩になるかもしれませんが、お互い思っていることを本音でぶつかり合うことで、自分の自己中さを変えてくれるかもしれません。
周囲の人を味方につけておく
自己中を撃退するとき、「周囲に味方をつけておく」ことは大切です。
「1人の意見」より「みんなの意見」の方が強いですし、意見も通りやすいですよね。
さらに、自己中な人に指摘して言い合いになった時に、味方になってくれる人がいると心強いという理由もあります。
自己中な人と戦うときに味方になってくれる人と、日頃から信頼関係を作っておくことが大切です。
自分も同じことをする
本当に我慢できなくなった場合、「やられたらやり返す」ことも1つの手です。
自己中な人は自分勝手ですから、自分が周囲にしてきたことを「やられて初めて気づく」ことがあります。
この時にも、周囲の人と関係を作っておき「苦渋の決断」だと話しておくと、味方になってくれるかもしれません。
ただ、自己中な人は同じことをされても、また同じようにしてくる可能性があるので、やるなら相当な覚悟をもってやりましょう。
自己中心的な人の末路
自分勝手で周囲のことを考えない人は、必ずいつか嫌な目に合います。
世の中は、人間関係で成り立っているので、「自分が良ければいい」という考えではいけません。
自己中心的な人は、結局自分が周りの信頼を失くし、立場がなくなっていきます。
今まで他人のことを考えず、自分勝手にやってきたのですから当然ですね。
もし、自分が自己中心的な人になっているのなら、周囲の信頼を完全に失う前に、直す努力をしましょう。
「自分が人にされたら嫌なことは人にはしない」と自分が気をつけていても、人にされることがあります。
そんな時には今回紹介した自己中を気づかせる方法を試してみてください。
悪いことをしていない自分を守ることが大切です。
そして、無駄な人間関係に悩まず、仕事でいいパフォーマンスを出せるように頑張りましょう!
大阪生まれ。20代後半。ハウスメーカーで働くもうつ病を発症。その後、発達障害(自閉症スペクトラム障害)が発覚。休養中に沢山の本を読んで培った知識で、人の役に立つ情報を発信していきます。3児の父で、将棋とサッカーが得意。