「イケオジ」のファッションを徹底解説！特徴や意識することは？

「イケオジ」と「おじさん」には、どのような違いがあるのでしょうか？ せっかく歳を重ねるならば、若者には出すことができない「大人のかっこよさ」がある男性でありたいと思います。 今回はイケオジになるための、ファッション・身だしなみの特徴や方法をご紹介します。

「イケオジ」とは？「イケてるおじさん」のこと

 

「イケオジ」とは、「イケてるおじさん」または「イケメンおじさん」を略した言葉です。

明確な定義はありませんが、外見だけでなく、内面的な魅力も兼ね備えている、30代後半から60代の男性に対して使われています。

「イケオジ」と呼ばれる人の「大人の余裕」や「カッコよさ」は、異性はもちろんのこと、同性からも魅力的に映っているでしょう。

「普通のおじさん」になるか「イケオジ」になるか

年齢は、誰もが平等に重ねていくものです。

そして残念ながら全ての男性が、歳をとっていくどこかで必ず、「お兄さん」から「おじさん」へと変化します。
多くの人が40代前後でこの「おじさん」に足を踏み入れることになるでしょう。

そしてそのとき、少しだらしない残念な印象を持たれかねない「普通のおじさん」と、まわりからかっこいいとも思われる「イケオジ」に分かれてくるのかもしれません。

イケオジのファッションの特徴

「人は見た目ではない」ともいうものの、イケオジと呼ばれる人のほとんどは、「かっこいいファッション」をしているはずです。
それでは、「イケオジ」と呼ばれる人のファッションの特徴についてご紹介していきます。

サイズはフィット感のあるものを

イケオジと呼ばれる人たちは「自分に似合うサイズ感」を理解しており、ジャストフィットの洋服を好む傾向があります。
現在、若者を中心に、近年オーバーサイズの服装が流行っていることは事実です。

しかし、30代後半〜40代でオーバーサイズの服装を着用すると、どことなくだらしない感じに映ってしまうケースが多いです。

自分の身体にしっかりとあったサイズの洋服を着用するといいでしょう。

ビジネススーツもカッコよく着こなす

イケオジの特徴として「スーツをかっこよく着こなしている」特徴があります。

イケオジと呼ばれる年齢になるとしっかりとしたスーツや、キレイめなロングコートを着用しても、若者にありがちな「着られている」ような印象を与えることはありません。
スーツを上手に着こなすだけでなく、カバンや靴などの小物にもこだわりを持っています。

かっこいいいいスーツを着て自分に自信を持つことは、仕事そのものへの取り組み方にも影響を与えます。

もしかすると「スーツは作業着」と、あまりこだわりを持たないという方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、世の中のイケオジと呼ばれる方々は、スーツをかっこよく着こなしています。

そして、スーツをかっこよく着こなす上で最も大事なことは「サイズ感」です。
あまり手を出してこなかった方も、オーダースーツなどを検討してみてもいいかもしれません。

私服でビジネス専用のアイテムは使わない

「それは仕事用なのではないか…」と思われるようなアイテムを、私服のときに使わないように気をつけましょう。

もちろん、オフィスカジュアルでも着用できるジャケットを、私服でも活用するなど、ものによっては「アリ」です。

しかし、

• ビジネスシューズをプライベートで履く
• 明らかにスーツのジャケットを普段着として着用する

などといった行動は、イケオジどころか、「スーツはかっこいいけど私服が少し残念…」と思われてしまう可能性があります。

なるべくビジネスとプライベートの洋服はわけるようにするといいでしょう。

カジュアルなファッションでイケオジは難易度が高い

イケオジを目指す上で、カジュアルなファッションは、他の系統と比べ、少し難易度が高いと考えておきましょう。

「堅苦しくない」「格式張らず、くつろいでいる」という意味を持つ「カジュアル」な服装は、着用していて楽なこともあり、男性に特に人気があります。
しかし、カジュアルな服装は簡単そうに見えて、実はカッコよく着こなすことが難しいものです。

カジュアルな服装は、10代や20代といった若者の場合、子供っぽく見えやすくなります。
逆に30代や40代では、一歩間違えるとおじさんっぽく見えてしまうこともあるのです。

カジュアルなファッションをする場合、特に以下のような点に気をつけるといいでしょう。

• カラーをモノトーンやネイビーなど落ち着いたものにする
• 色や柄をあまり入れすぎない
• 全体の中に1点はキレイめなアイテムを入れる
• カジュアルな素材で、見た目はキレイめなものを使う

昔から同じ服装の人は注意

もし「最近、今まで気に入っていた服装が似合わなくなってきた気がする」という方がいれば、それはおそらく年齢的な影響が大きいです。

年齢とともに、似合ってくる服装もありますが、逆にあまり似合わなくなってくるファッションもあります。

これと同様に、30代や40代だからこそ似合うファッションブランドも多くあります。

もし自分の服装に昔感じなかった違和感が出てきた方は、洋服の系統を見直してみてもいいかもしれません。

おしゃれは足元からをより意識

• おしゃれは足元から
• Shoe speak louder than words.（靴は言葉より雄弁である。）
• 良い靴は履き主を良い場所へ連れていってくれる。

おしゃれをするためには、足元にこだわるべきだということはよく聞くものの、まだあまり手を出せていないという方は多いかもしれません。

特に若いころは、あまり違いがわかりにくい靴にお金を使ってこなかった方もいるかもしれません。
海外では特に、靴はおしゃれにおいて重要視される要素の1つです。

イケオジになるためにも。これまで消耗品として少し割り切っていた方も、高級ブランドの靴を検討してみてもいいかもしれません。

 

素材や質で違いを見せる

イケオジは、「わかる人にはわかる」質のいい素材を使用したファッションを好みます。

しかし、全身を高級ブランドで固めているわけではありません。
加えて、ブランド名をひけらかすような着用方法を好みません。

ファストファッションを全く使わないのではなく、うまく高品質なものと使いこなすのです。

加えて、スーツや喪服などといった、「素人目線では同じに見えるもの」ほど、質や品質にこだわるというのもイケオジになるための特徴です。

肌に近いものほど良質な素材を

外から見えるファッションには気を使うものの、肌着やアンダーウェアにおいては、あまり気を使っていないという方も多いのではないでしょうか？

実は「肌に近いものほど、いい素材のものを選ぶ」ことこそ、ファッションの「粋」とも呼ばれます。

さらにスーツの本場である欧米などでは、Yシャツは下着とされており、Yシャツにも手を抜かずこだわるべきとされています。

見えない部分やわからない部分にも拘ることこそが、「粋」な着こなしなのです。

イケオジは無理に若く見せようとしない

イケオジを目指す上での1つのポイントとして「やたらと若作りをしようとしない」ということもポイントです。

もちろん「若々しくある」ことは大事です。
自分のファッションや見た目について「なんでもいいや」となってしまうと、どんどんおじさん化してしまいます。

しかし、あまりに若者が着用するような服装をすると「イタいおじさん」になりかねません。
「若く見せようとすること」と「若者と同じ服装をすること」は異なるのです。

特に以下のような点には気をつけましょう。

• アクセサリーをつけすぎないようにする
• シャツのボタンを開けすぎないようにする
• 過度なダメージジーンズを避ける
• 派手な色やデザインを避ける

つまりファッションは「自分がかっこいい・似合うと思うものを着用する」ことが1番いいかと思います。

若いうちは「自分本位なファッション」でもいいでしょう。
しかし、人生経験を積んだイケオジは、周囲への気遣いやTPOも忘れません。

若者と同じ服装をするのではなく、30代や40代だからこそ似合うファッションを意識するといいでしょう。

イケオジの洋服以外の身だしなみ

イケオジのかっこよさは、洋服だけではありません。
イケオジになるためにこだわりを見せるための部分をご紹介します。

清潔感は常に意識する

これは性別・全世代問わず拘るべきポイントですが、「清潔感」は常に意識しておくようにしましょう。

ありていに言えば、他の箇所をどれだけこだわっても、どれだけお金を使っても、この清潔感がないだけで全てが台無しになってしまってもおかしくありません。

イケオジを意識する場合はもちろんのこと、「マナー」としても清潔感は保つようにしましょう。

ヘアスタイルもかっこよく

洋服と同じように、「ヘアスタイル」もイケオジになるためには非常に重要です。

へアルタイルは、ビジネスシーンはもちろん、女性とのデートや友人との集まりといったプライベートまで「毎日のあなた」の印象をよくしてくれます。
間違いなく髪型はファッションの1つです。

身だしなみを整える上で、髪型はコストパフォーマンスに優れているため、定期的に美容院で散髪をするようにしましょう。

”さりげなく”いい匂いを

イケオジと呼ばれる男性が「加齢臭」を放っていることはほぼありません。
加えて、初めて香水をつけた学生のように、香水をつけすぎているようなこともないでしょう。

香水をつける場合でも、TPOに合わせたものを選ぶことはもちろんのこと、

• ハンドクリーム
• ワックスや整髪料
• ボディソープ

などで「ふわっと漂うくらい」いやらしくない匂いにすることも重要です。
きつい香水は、年相応ではなくなってしまうだけでなく、特に飲食店などでは周りの方へ迷惑を与えてしまうこともあります。

気を遣っているものの、TPOや周囲への影響を弁えたさりげない香りこそ、イケオジの特徴と言えるでしょう。

体型が引き締まっている

イケオジの男性は、ほどよい筋肉質であったりと、身体が引き締まってスマートなスタイルをしていることが多いです。

年齢を重ねるとともに、基礎代謝が落ち、お腹が出てきたりと体に脂肪がつきやすくなってしまうものです。
30代の途中から、急にお腹がで始めたと感じる人もいるかもしれません。

どうしてもお腹が出ていたり太っていたりすると、だらしないといった印象を与えかねません。

健康のためにも、イケオジと思ってもらえるためにも、家での軽い筋トレや、ランニングなど定期的な運動を行うようにしましょう。

お肌が綺麗！エイジングケアなどでお肌が綺麗

「お肌」は差が出やすいポイントです。
これまでスキンケアは、ほとんど気にしてこなかったという方も多いかもしれません。

しかし、残念ながら、お肌の老化はこれから少しづつ進行してきます。

加えて、若い頃に受けた紫外線によるダメージが「光老化」としてこれからどんどん表面化してきます。

綺麗なお肌であることにデメリットはありません。
そして「若作り」ではなく、「若く見える」ための方法です。

これまでは何もスキンケアをしてこなかったという方も、手軽に始められるオールインワンなどから初めてみるといいかもしれません。

かっこいい歳の重ね方をしよう

最後に、イケオジになるための重要なポイントは「かっこよく歳を重ねること」です。

特に日本では、歳をとることに、あまりいいイメージを持たない人も多いです。
「かっこよく入れるのは若いころの特権」と、興味を失ってしまう人もいます。

また「見た目は中身は別」という考えが、いつのまにか「外見はどうでもいい」と勘違いされてしまっているケースもあります。
しかしイケオジの条件に、「見た目がかっこいい」ことはほぼ間違いなく含まれているでしょう。

しかし、歳を重ねることは、若い頃よりも人間的に成熟するとともに、若い頃になかった「魅力」を醸し出すことができます。

30代、40代という「イケオジ」の入り口の年齢だからこそ、ファッションや身だしなみに気を遣ってみてはいかがでしょうか。