MEN’S GOAT

MEN'S GOAT(メンズゴート)は、30~40代の働き盛りの男性が「史上最高の自分」を叶えるためのヒントをお届けするWebメディアです。

2025.11.15

無性に甘いものが食べたい時、実は不足している意外な栄養素

「無性に甘いものが食べたい!」そんな時、ただの食欲だと思っていませんか?実はそれ、体の中で“足りない栄養素”を補おうとする自然なサインなんです。この記事では、甘いものが食べたくなる時に不足している栄養と、健康的な対処法を紹介します。

甘いものが食べたい時の主な原因

甘いものを強く欲する時は、体と心の両方からサインが出ていることがあります。

エネルギー不足による脳からのサイン

脳は、ブドウ糖をエネルギー源として働いています。
仕事や勉強で集中力を使いすぎると、脳のエネルギーが一気に消費され、「糖を補給して!」という信号を出すんです。

特に昼食を抜いたり、朝食を軽く済ませた時などに、急に甘いものを欲するのはこのためです。
エネルギー切れを感じた時は、甘いお菓子ではなくバナナやナッツなど、自然な糖分を含む食べ物を選びましょう。

ストレスでセロトニンが不足している

仕事や人間関係のストレスが溜まると、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが減ります。
セロトニンが減ると、脳は一時的にそれを補おうとして甘いものを求めるようになります。

チョコレートやスイーツを食べた後に一瞬気分が上がるのは、セロトニンが分泌されるからなんです。
しかし、その効果は短時間で終わるため、食べすぎてしまう原因にもなります。

血糖値の乱れによる反動

食事内容が偏っていたり、食事間隔が長いと、血糖値が大きく上下します。
血糖値が下がると、脳が「糖が足りない」と感じて甘いものを欲しがるんです。

特に炭水化物中心の食事や、夜遅くの食事が多い人ほど、血糖値の乱れが起こりやすくなります。

甘いものを欲する時に足りない栄養素

甘いものを食べたくなるのは、体が「特定の栄養素」を欲しているサインでもあります。

マグネシウムの不足

マグネシウムはエネルギーを作るのに欠かせないミネラルです。
これが不足すると、体が糖を上手く使えず、エネルギー不足を感じて甘いものを欲してしまいます。

ナッツ類、海藻、バナナ、豆類などに多く含まれているので、意識して摂取しましょう。
特にデスクワークが多い男性は、マグネシウム不足になりやすいですよ。

ビタミンB群の不足

ビタミンB群は糖質の代謝を助ける栄養素です。
これが足りないと、食べた糖がエネルギーに変わらず、体がさらに糖を欲してしまうんです。

豚肉、卵、玄米、納豆などを食事に取り入れると、自然と甘いものを欲しにくくなります。

たんぱく質の不足

たんぱく質が不足すると、血糖値が不安定になりやすくなります。
また、満腹感を得にくくなるため、甘いもので満たそうとする傾向があります。

ゆで卵や豆腐、鶏胸肉などをしっかり食べることで、甘いものへの衝動が減りますよ。

甘いものの代わりになるおすすめの食品

甘いものを我慢するのではなく、体にやさしい“代わり”を見つけることがポイントです。

ナッツ類やバナナで自然な甘さを補う

アーモンドやくるみなどのナッツは、自然な甘みと脂質を含んでいるため、少量でも満足感があります。
また、バナナはエネルギー補給にも最適で、マグネシウムも豊富です。

甘いお菓子の代わりに取り入れれば、血糖値の急上昇を防ぎつつ、しっかりリフレッシュできます。

チーズやゆで卵で満足感をアップ

甘いものを食べたくなる時は、実は空腹感が原因のこともあります。
たんぱく質が豊富なチーズやゆで卵を少し食べるだけで、満足感が得られ、無駄な間食を防げます。

ハイカカオチョコでストレスをやわらげる

どうしてもチョコが食べたい時は、カカオ70%以上のハイカカオチョコを選びましょう。
血糖値の上昇がゆるやかで、ポリフェノールによるリラックス効果もあります。
少量でも満足感が得られるのでおすすめです。

甘いものを食べすぎないための生活習慣

甘いものを我慢するよりも、“欲しくならない体”を作る方が長続きします。

朝食を抜かない

朝食を抜くと血糖値が不安定になり、午後に強い甘いもの欲求が出やすくなります。
ご飯とたんぱく質をしっかり食べるだけで、1日の食欲コントロールがしやすくなります。

睡眠不足を解消する

寝不足になると、食欲を抑えるホルモンが減り、甘いものを求めやすくなります。
6〜7時間以上の睡眠を意識するだけで、自然と間食の量が減りますよ。

ストレスをため込まない

ストレスを感じると、甘いものを“心の栄養”として求めやすくなります。
軽い運動や深呼吸、趣味の時間を作ることで、甘いもの以外のストレス解消法を見つけましょう。

甘いものを欲するのは「心の疲れ」のサインかも

体だけでなく、心が疲れている時にも甘いものを求める傾向があります。

疲労や孤独感からくる欲求

「なんだか疲れた」「誰かと話したい」
そんな時に甘いものを食べたくなるのは、脳が“癒し”を求めているからです。

少しの甘さでホッとできるのは悪いことではありませんが、甘いものだけに頼るのは危険です。
会話や休息など、“心の栄養補給”も忘れないようにしましょう。

完璧主義の人ほど甘いものに頼りやすい

責任感が強く、常に頑張り続けるタイプの男性ほど、ストレスから甘いものを求めやすくなります。
「たまには力を抜いてもいい」と自分に許可を出すことが、実は一番の対策になるんです。

小さな幸せを感じる時間を作る

美味しいコーヒーをゆっくり飲む、好きな音楽を聴くなど、甘いもの以外でリラックスできる時間を作りましょう。
心の満足感が満たされれば、自然と甘いものへの依存も減っていきます。

体と心を整えて甘いものとうまく付き合おう

甘いものを食べたくなるのは、体や心が「何か足りていない」と伝えているサインです。
栄養バランスを整え、ストレスをうまく解消すれば、自然と欲求は落ち着いていきます。

無理に我慢する必要はありません。
大切なのは、自分の体と心の声に耳を傾けて、上手にバランスをとることです。

少しずつ意識を変えるだけで、甘いものとの関係はもっと健やかで心地よいものになりますよ。

- この記事をシェア -

Facebook Twitter