MEN’S GOAT

MEN'S GOAT(メンズゴート)は、30~40代の働き盛りの男性が「史上最高の自分」を叶えるためのヒントをお届けするWebメディアです。

2025.11.27

在宅勤務でやる気が出ない…サボり癖を断ち切る方法

在宅勤務が続くと、やる気が出なくなってしまいますよね。気づけばスマホを触り、ダラダラしてしまう。そんな時こそ、自分を責めずに「やる気を引き出す仕組み」を整えることが大切です。

在宅勤務でやる気が出ないのはなぜ?

在宅勤務は、一見すると自由な働き方に見えます。
しかし、実際に続けてみると「やる気が出ない」「仕事が進まない」と感じる男性が非常に多いです。

その背景には、環境的な問題だけでなく、心理的な理由も大きく関係しています。

仕事モードに切り替えられない

在宅勤務では、通勤や出社といった“スイッチ”がありません。
会社に行けば自然と「仕事モード」に入れたのに、自宅ではベッドもテレビもスマホも手の届く距離。

心と体が仕事に向かわないのは当然なんです。
この「切り替えができない」状態を放置していると、集中力が続かず、結果的に自己嫌悪に陥ってしまいます。

朝起きたら顔を洗い、服を着替え、コーヒーを淹れてデスクに座る。
たったこれだけのルーティンでも、脳は「仕事を始める」と認識します。

通勤がない分、切り替えのきっかけを自分で作ることが必要なんです。

「誰にも見られていない」という安心感が落とし穴になる

オフィスでの仕事には常に“他人の目”があります。
上司や同僚に見られていることで、多少の緊張感が保てる。

そのプレッシャーが「サボらない原動力」になっていたわけです。

在宅勤務では、その監視がありません。
上司の視線も、部下の視線もない。

安心しすぎるあまり、気づけばダラダラと時間が過ぎてしまう。

これは人間の本能でもあります。
誰かに見られていない状況では、脳が“リラックスモード”に入ってしまうのです。

大事なのは、自分の意志だけに頼らない仕組みを作ること。
人の目がないなら、代わりに「自分でルールを決める」ことが重要なんです。

達成感を感じにくい孤独な働き方

在宅勤務は、仕事の成果が見えにくいのも特徴です。
同僚の「ありがとう」もなければ、上司の「助かったよ」という言葉も減る。

孤独な時間が長くなると、「自分の仕事に意味があるのか」と感じてしまうことがあります。
人は誰かに認められることでやる気を感じる生き物です。

だからこそ、在宅勤務では「自分で自分を褒める」習慣が欠かせません。

小さなタスクでも終わったら、「よし、これで一歩進んだ」と自分で言葉に出してみましょう。
脳はその“自己承認”で達成感を覚え、やる気を取り戻していきます。

やる気が出ない時にやってはいけないこと

在宅勤務のやる気を下げる最大の原因は、「間違った頑張り方」をしていることです。
頑張っているつもりでも、逆に疲れを溜めてしまうケースは多いんです。

自分を責めること

やる気が出ない日が続くと、「自分はだらしない」「社会人失格だ」と自分を責めてしまいます。
でも、やる気が出ないのは怠けではありません。

脳が“休息を求めているサイン”です。

疲れているのに無理やり頑張ると、集中力も下がり、結果的にパフォーマンスが悪化します。

「今日はエネルギーを充電する日」と割り切って休むことも、立派な仕事の一部です。

やる気を出すためには、まず“心の余白”を取り戻すことが先ですよ。

長時間ダラダラ作業を続ける

「終わるまでやらなきゃ」と思って、休憩を取らずに作業を続けていませんか。
それでは効率はどんどん下がってしまいます。

人間の集中力は長く続きません。
90分を超えると、脳は自動的にパフォーマンスを落としてきます。

「頑張っているのに進まない」と感じるのは、集中の限界を超えている証拠です。
50分集中→10分休憩というリズムを作ることで、やる気は回復します。

「短時間で集中して終わらせる」という意識が、在宅勤務を上手く乗りこなすコツなんです。

スマホを仕事スペースに置く

在宅勤務中、スマホを手元に置いていませんか。
その誘惑が、あなたの集中力を確実に奪っています。

通知音が鳴るたびに、脳は一瞬「別の情報」に注意を向けます。
わずか数秒でも、これを繰り返すことで生産性は激減します。

やる気を維持するためには、「スマホを別の部屋に置く」「通知を切る」などの工夫が必要です。
集中できる環境を作ることが、最大の“やる気スイッチ”です。

在宅勤務でやる気を取り戻す方法

では、どうすれば在宅勤務でも前向きに働けるようになるのでしょうか。
ここからは、やる気を自然に引き出すための実践的な方法を紹介します。

「朝一番の習慣」で脳を起こす

やる気の鍵は“朝”にあります。
起きた直後は脳がまだ半分眠っている状態。

この時間をどう使うかで、その日の集中力が決まります。

おすすめは、「ルーティンを固定化する」ことです。
起きてすぐカーテンを開ける。
白湯を飲む。
5分だけ軽く体を動かす。

このようなルーティンを作ることで、脳は自動的に“活動モード”に切り替わります。

また、朝に「今日のタスクを紙に書き出す」と効果的です。
やるべきことを明確にすることで、脳が“行動の準備”を始めるからです。

「ご褒美の先出し」をする

多くの人は「終わったら休もう」と考えますが、それでは脳が動きません。
やる気を出すには、“先に報酬を与える”のが効果的です。

例えば、仕事を始める前にお気に入りの音楽をかける。
香りの良いコーヒーを淹れる。
気分が上がる服を着る。

「やる気が出たら動く」のではなく、「動ける状態を作る」ことが大切です。
この“ご褒美の先出し”は、在宅勤務における心理的ブースターになります。

1日のスケジュールを「見える化」する

在宅勤務では時間の流れがあいまいになりがちです。
気づけば昼過ぎ、そして夕方。

時間を見失うと、焦りが生まれ、余計にやる気が失われていきます。

解決策は、1日の流れを「目に見える形」にすること。
アナログの時計を机の上に置く。
ホワイトボードに「午前の目標」「午後の目標」を書く。

こうした“可視化”が、時間の意識を取り戻させてくれます。
「見える管理」は、モチベーションを一定に保つうえで非常に有効なんです。

人との関わりを意識的に増やす

在宅勤務では、孤独がやる気を奪う最大の敵になります。
誰にも話さない日が続くと、気分も沈み、仕事に張りがなくなっていく。

意識的にコミュニケーションの時間を作りましょう。
同僚とオンラインで雑談する。
家族とランチを一緒に食べる。
SNSで同じ業界の人と交流する。

“人との会話”は脳に刺激を与え、ポジティブなエネルギーを生み出します。
孤独な働き方にしないことが、在宅勤務を続ける最大のコツですよ。

在宅勤務でもやる気を維持する男の共通点

在宅勤務で成果を出している男性には、共通点があります。
それは「自分を律する仕組みを持っている」ということです。

モチベーションに頼らず、環境と習慣でやる気を保つ。
朝のルーティン、スマホを遠ざける工夫、作業リズムの固定化。

こうした“自分ルール”を持っている人ほど安定して仕事ができるんです。
やる気は“感情”ですが、仕組みは“習慣”です。

感情は揺れ動いても、習慣があれば立て直せます。
在宅勤務で成功する人は、やる気を「作る」より「支える」ことに長けています。

在宅勤務は「自由」だからこそ、工夫が必要

在宅勤務は自由な働き方ですが、その分だけ自分を律する力が求められます。
自由と責任は表裏一体です。

やる気が出ない時に焦らず、環境と仕組みを整えること。
それが、在宅勤務で成果を出すための最短ルートです。

朝のルーティンを整え、仕事とプライベートの線を引く。
そして、自分の努力を小さく褒める。

この積み重ねが、在宅勤務を“自分らしく働ける環境”に変えていきます。
やる気は、突然降ってくるものではありません。

日々の習慣の中で、自然と育てていくものなんです。
自分を責めず、少しずつ仕組みを整えていけば、きっと今より前向きに働けますよ。

- この記事をシェア -

Facebook Twitter