2023.02.03
仕事でナーバス(落ち込む)になる理由とは?対処法も徹底解説!
ナーバスとは落ち込むという意味で、いろいろなところで使われます。本記事では、ナーバスの意味やナーバスになる理由、対処法などを網羅的に解説します。ナーバスについて知りたい方は必見です。
ナーバスとは
ナーバスとは、一般的に神経質な状態を表す言葉として使われます。
英語では「nervous」と表記します。
ナーバスの語源はラテン語の「腱」を意味する言葉です。
時間が経つにつれ、「神経」を表す言葉に変化しました。
現在では、「神経質」を意味するようになりました。
ナーバスは、下記のように複数の意味を持つのが特徴です。
- 興奮している
- イライラしている
- 怖がっている
- くよくよしている
上記のように、一時的にマイナスな状態に陥っている場合に使われるケースが多いです。
そのため、ナーバスになるとは怒りっぽくなっていたり、くよくよしやすくなっている状態を指します。
ナーバスとナイーブとの違いとは
一時的な状態なのか、もともとの気質なのかという点がナーバスとナイーブの違いです。
ナイーブとは英語で「naive」と表記します。
日本語に訳すと「騙されやすい」「純粋」「傷つきやすい」などの意味があるのが特徴です。
前述の通りナーバスとは、ある出来事がきっかけで一時的にイライラしたり、落ち込んでいる状態のことを指します。
一方ナイーブとは、持って生まれた気質であるので、自分の意思では変えにくいものだと言えるでしょう。
ナーバスな状態は時間の経過とともに解消される可能性が高いですが、ナイーブな性格は簡単に変えられるものではありません。
また、よく似た言葉で「ネガティブ(negative)」があります。
ネガティブには、「否定的」「消極的」などの意味があるのが特徴です。
ナーバスと同様で、ツラい出来事や悲しい出来事などがきっかけでネガティブな状態に陥るケースが多いです。
もともとの性格に関係なく、誰もがネガティブな状態になる可能性があると言えます。
仕事でナーバスになる理由とは
仕事でナーバスになる可能性は誰にでもあり得ることです。
ここから、仕事でナーバスになる理由について具体的に解説します。
ミスから立ち直れない
仕事でナーバスになるのは、ミスをした場合に長く引きずってしまうからです。
うっかりミスや連携ミスなど、仕事をしていればいろいろなミスをしてしまうケースがあります。
完璧な人間はいませんから、ミスに対して必要以上にナーバスになる必要はありません。
同じミスを繰り返してしまう場合などは、改善が求められるでしょう。
反省した上で対策を打つのはやるべきことですが、ナーバスになってもいいことはありません。
理由として、目の前の事に集中しにくくなってさらにミスを重ねてしまう恐れがあるからです。
例えば、スポーツの試合の場合、ミスをしたチームメイトに対して「ドンマイ」と声を掛けて励ますシーンがよくあります。
失敗を気にしすぎると、その後のプレーに影響しやすくなるからです。
仕事の場合も同じで、ミスを考えすぎると目の前の仕事に集中しにくくなるので注意が必要です。
人間関係がうまくいっていない
仕事でナーバスになる理由とは、職場の人間関係で問題を抱えている点にあります。
職場の人間関係がうまくいかない場合、仕事中ストレスを感じやすくなるからです。
例えば、上司や先輩と馬が合わないと、気軽に相談したり質問したりしにくい傾向にあります。
職場の人間関係の場合、一度関係が悪くなると、修復するまでに時間や労力がかかりやすい点も特徴です。
もし、日を追うごとに関係性が悪くなる場合、場合によっては会社にいく時間になるとナーバスになるケースもあります。
他人と比較される
仕事でナーバスになる理由とは、同僚と比較される点にあります。
理由としては、他人と自分を比較して自分を責めてしまう可能性があるからです。
特に、責任感の強い方に多く見られる傾向にあります。
例えば、同僚の方が優秀な場合、上司が自分と比較するケースもあるでしょう。
すると、頑張っている人ほど「他人に比べて自分はなんでできないんだ」と自分を責めてしまう恐れがあります。
確かに、仕事では優秀な成績を納めれば会社に大きく貢献できるでしょう。
しかし、人それぞれ成長のスピードや成果が出るまでの期間などは異なります。
同僚と比較されると、求める結果を残せていない自分を責めてしまい、ナーバスになるケースがあります。
完璧主義である
仕事でナーバスになる原因は、完璧主義な性格にあります。
完璧主義な方の場合、仕事に手を抜くことができにくいからです。
与えられた仕事を完璧にこなそうとするあまり、仕事を抱え込んでしまう傾向にあります。
すると、時間に間に合わなくなるなどのミスの原因となるケースがあります。
時間内に間に合わせようと、納得の行かないままに仕事を完成させても、完ぺきにできなかった自分を責めてしまうこともあります。
つまり、完璧主義な人は自分に対して高すぎるハードルを課している恐れがあるわけです。
そのため、完璧主義な人は仕事のクオリティが高い傾向にあるものの、仕事でナーバスになりやすい気質を持っていると言えるでしょう。
仕事でナーバスになった場合の対処法
仕事でナーバスになった場合、適切な対処法を取ればナーバスな状態から脱却できます。
ここから、仕事でナーバスになった場合の対処法を具体的に解説します。
失敗を認める
仕事でナーバスになった場合、まずは失敗を認めるのがポイントです。
前述の通り、失敗したからといって必要以上に考えすぎると悪循環になる恐れがあるからです。
失敗した場合は、反省して対策を考えたらナーバスな気持ちを切り替えるのが効果的です。
失敗した場合に、失敗を認めたくないからと、同僚のせいにしたり会社のせいにしたりする方もいるでしょう。
しかし、失敗を自分以外のせいにすると、失敗を次に活かすことができません。
同じ状況で、またミスを繰り返してしまう原因になります。
一方で、失敗をいつまでも後悔してしまう方もいるでしょう。
「あの時こうしていれば」「なんでできなかったんだろう」と終わってしまったことを後悔しても、ナーバスな状態になっていくだけです。
そこで効果的なのが失敗を認めて、思考の堂々巡りを終わらせることです。
失敗を認めるのは時に勇気が必要になりますが、対策ができるのでナーバスになりにくくなるでしょう。
しっかり休む
仕事でナーバスになった場合、しっかり休むのがポイントです。
理由として、ナーバスな状態では仕事に集中できずに、ミスを重ねる原因になるからです。
仕事でミスを取り返そうとして、焦ったり頑張りすぎたりして新たなミスをした経験がある方もいるでしょう。
ナーバスな状態に対処するためには、一旦休んでリフレッシュするのが効果的な方法だと言えます。
- 席を立ってコーヒーやお茶を飲む
- 5分くらい目を閉じる
- 軽くストレッチする
職場によってはリフレッシュの方法が限られるでしょうが、出来る範囲で仕事から離れて、頭を整理する時間を設けましょう。
心を落ち着かせられれば、ナーバスな状態から抜け出し、ミスに対して冷静に対処できるようになる可能性が高くなります。
自分を認める
仕事でナーバスになった場合、対処法として自分を認める方法があります。
特に自責思考の強い方ほど、ミスをすると自分を強く責めてナーバスになりやすい傾向にあるからです。
ミスをした結果だけにフォーカスするのではなく、今まで積み上げてきた努力に目を向けると効果的です。
ハーバード大学のローランド・フライヤー教授によって解明されています。
ローランド教授は、小学校2年生から中学校3年生の36,000人に対し、2つのグループに分けて実験を行いました。
A:本を読む、宿題をするなどの努力をしたら褒めるグループ
B:テストの結果がよかったら褒めるグループ
上記のように、2つのグループに分けて実験を行った結果、テストの成績が良かったのはAグループの方だと判明しました。
つまり、自分と接する場合も、いい結果だけではなく努力した過程に対して褒めるようにすると効果的になるわけです。
ナーバスな状態のときこそ、努力してきた点を褒めてあげると立ち直りが早くなる可能性があります。
自分の考え方を変える
ナーバスな状態の対処法は、考え方を変えることです。
例えば人間関係の悪化が原因でナーバスな状態になりやすい場合、必要以上に考えないようにする方法があります。
どんな職場にも、自分と合わない人が1人や2人いる可能性はあります。
自分と合わない人の事を必要以上に考えると、エネルギーを消費するのでナーバスになる原因になります。
そこで、苦手な人とうまく付き合うのを諦めるのも1つの方法です。
挨拶や仕事での報告・連絡など、仕事上だけの関係だと割り切るわけです。
意思を固めると、目の前の仕事に集中しやすくなるので、ナーバスな状態に対処できるでしょう。
嫌な上司と接することでナーバスになりやすい場合、会社に修行に行くと考える方法があります。
基本的に滝に打たれて修行するには、わざわざ山奥まで行かなくてははいけません。
しかし、会社であればお給料をもらえながら修行できるわけです。
会社での仕事は修行だと発想を転換して心が軽くなる方は、考えを継続すると効果的です。
ポジティブな人と会う
ナーバスな状態の対処法として、ポジティブな人と会う方法があります。
ポジティブな人と会えば、影響されてナーバスな状態から抜け出せる可能性が高いからです。
ポジティブな人には共通する特徴があります。
- 前向きな言葉を言う
- 姿勢が良い
- いつも笑顔でいる
上記のように、姿勢良く笑顔でいながらナーバスになるのは難しいものです。
笑いながら泣いたり、スキップしながらネガティブになれないのと同じです。
そこで、ナーバスなときこそ、なるべく前向きな人と会って話をすると効果的です。
また、ポジティブな人のマネをして日頃の言動を意識的に変えるのもいいでしょう。
意識して姿勢を良くしたり、前向きな言葉だけを使うようにしたりするわけです。
ナーバスな状態から抜け出しやすくなるだけでなく、ナーバスになりにくくなる効果が期待できます。
成功体験する
ナーバスな状態の対処法として、成功体験をする方法があげられます。
どんな小さなことでもいいので、自分でやりたいと思ったことを行動に移しましょう。
- 髪をカットする
- いつもと違う道を通る
- ずっと気になっていた店でランチを食べる
- 利き手と違う手で歯磨きするなど
ナーバスなときは落ち込んでいたりイライラしていたりするので、視野が狭くなる傾向にあります。
そこで、普段とは違う行動を取って意識的に視野を広げるわけです。
自分の事を後回しにしやすい方の場合、達成感を得られる機会が限られるでしょう。
しかし、自分のやってみたいと思っていたことなどをやると小さな達成感を得られます。
達成感を得られると、それが小さな成功体験となって自分に自信が持てるようになります。
行動しているうちに、いつの間にかナーバスでなくなるケースもあります。
信頼できる人に相談する
ナーバスな状態の対処法は、信頼できる人に相談することです。
理由として、自分の胸の内を人に話すだけでも心がスッキリしやすいからです。
信頼できる人であれば、今後の対処法などを教えてもらえるケースもあるでしょう。
もし、相談できる人が身近にいない方の場合、カウンセラーに相談するのも一つの方法です。
経験豊富なカウンセラーであれば、話をじっくり聞いた上で的確なアドナイスをもらえる可能性は高いです。
ナーバスな時は自分ひとりで問題を抱え込んでしまう方もいるでしょうが、相談するだけでも心が軽くなります。
プライベートを充実させる
ナーバスな状態の対処法として、プライベートを充実させる方法があります。
仕事でミスをした場合、休みになってもミスが頭から離れないケースがあります。
気持ちが休まらないので、ストレスを抱えてしまいナーバスな状態になる恐れがあります。
終わったことは考えてもしょうがないので、気持ちを切り替えて休みを充実させる方が効果的です。
- 読書する
- サウナに行く
- ジムで運動する
- 副業する
- 勉強する
- カフェでリラックスする
- キャンプする
自分が心からリラックスできることをするようにしましょう。
心のエネルギーが満たされると、自然とナーバスな状態から抜け出せるでしょう。
まとめ
ここまで、ナーバスになる理由や対処法などについて具体的に解説してきました。
ナーバスになると、視野が狭くなってさらにミスを重ねてしまう恐れがあります。
ナーバスになったときの対処法を知っておくのも大事ですが、普段からナーバスにならないように気をつける方が効果的です。
姿勢や言葉など、身近なところから変えていけば心も変わっていきます。
継続すれば、ナーバスになりやすい状態から変わっていけるでしょう。
本記事を参考に、ナーバスについて理解していただければ幸いです。
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