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2025.09.14

プレゼンの話し方は出だしが9割!挨拶やつかみで差がつく始め方のコツ

プレゼンは出だしで印象が決まります。最初の挨拶やつかみを工夫すれば聞き手の集中を一瞬で引き寄せられます。社内プレゼンにも応用できる始め方を紹介しますよ。

プレゼンの出だしが大事な理由

プレゼンは「第一声」で聞き手の姿勢が変わります。
出だしの話し方次第で、その後の内容が真剣に聞かれるかどうかが決まるのです。

聞き手の集中を引きつける

人の集中力は冒頭に最も高まります。
この瞬間にインパクトを与えることで「聞いてみよう」という気持ちが生まれます。

冒頭が弱いと「また退屈な話が始まった」と思われてしまい、せっかくの内容が届かなくなってしまいます。
たとえ中身が素晴らしくても、最初で興味を持たれなければ評価は下がってしまうのです。

信頼感を得られる

落ち着いた声と自信ある態度で始めると「この人の話は信用できそうだ」と思われやすいです。
逆に声が小さく語尾が弱いと、内容まで不安に感じさせてしまいます。

人は最初の数秒で相手の印象を決めると言われています。
出だしで堂々と話すことで「この人の話を聞く価値がある」と感じてもらえるのです。

流れを作りやすい

出だしでペースをつかむと、プレゼン全体の流れがスムーズになります。
逆に最初でつまずくと緊張が増してしまい、全体的に焦りが出てしまいます。

だからこそ「出だしをどう話すか」はプレゼン成功のカギなのです。

プレゼンで効果的な挨拶の例

シンプルでも相手に敬意を伝える挨拶は必須です。
ただし長すぎると飽きられてしまうので、簡潔にまとめることがポイントです。

定番の挨拶例

「おはようございます。本日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございます」
「本日は貴重なお時間をいただきましてありがとうございます」

シンプルで誠意が伝わるフレーズを選びましょう。

社内プレゼンの挨拶例

「皆さん、日頃のご協力ありがとうございます。本日は新しい企画のご提案をさせていただきます」
「お疲れ様です。今日は〇〇について、短い時間で要点をお伝えできればと思います」

社内プレゼンは仲間が相手なので、形式ばった言い回しよりも自然体で伝える方が効果的です。

避けたい挨拶の例

・「あの…今日はちょっと緊張していますが…」
・「特に準備はしていませんが…」

このような弱気な言葉は信頼を損ないます。
プレゼン前の緊張は相手に言う必要はありません。
自信を持った言葉を選ぶことが大切です。

プレゼンのつかみで笑いを入れる方法

挨拶の後は「つかみ」で一気に惹きつけます。
この部分があるかないかで、その後の集中度が大きく変わります。

ユーモアを交える

軽い笑いは場の空気を和ませます。
「今朝、電車で原稿を忘れそうになって焦りました。今日は忘れず持ってきましたのでご安心ください!」といった一言で場が和らぎます。

ただし冗談が長すぎると逆効果です。
「場を和ませる程度」にとどめましょう。

質問を投げかける

「皆さんは最近〇〇で困ったことはありませんか?」と問いかけると、自分事として聞いてもらえます。
質問はシンプルで答えやすいものを選ぶのがコツです。

データや数字で驚かせる

「実は、10人中7人が〇〇を経験しています」という事実を最初に示すと強い関心を引けます。
意外性のある数字や最新のデータは「もっと聞きたい」という気持ちを高めます。

プレゼンの話し方で意識したい語尾

語尾の使い方ひとつで説得力が変わります。

強く言い切る

「〜だと思います」より「〜です」と言い切る方が自信が伝わります。
プレゼンでは自信を持った断定が求められます。

語尾を伸ばさない

「〜ですねぇ」「〜なんですよねぇ」と語尾を伸ばすと弱々しく聞こえます。
短く区切ってハッキリ伝えると引き締まります。

社内プレゼンでの語尾

社内では「〜だと考えています」「〜を提案します」と、柔らかさと確実さのバランスが大切です。
上司や同僚に「押し付けがましい」と思われないために、丁寧さも忘れないようにしましょう。

社内プレゼンの始め方

社内プレゼンは上司や同僚が相手なので、形式ばりすぎず分かりやすさが重視されます。

背景を簡潔に示す

「まず現状の課題について簡単にお伝えします」
「この提案に至った理由を3点ご説明します」

最初に流れを示すことで、聞き手が理解しやすくなります。

結論を先に出す

社内プレゼンは時間が限られることが多いため、結論を先に出すのが効果的です。
「結論から申し上げますと、この企画でコストを20%削減できます」

聞き手を巻き込む

「皆さんも同じ経験があると思いますが…」と共感を加えると、相手が前のめりになって聞いてくれます。
社内では「自分ごと」として捉えてもらうことがポイントです。

出だしで失敗しないためのポイント

 

事前に練習する

一言目で緊張して声が震えるのを防ぐには、繰り返し練習するのが一番です。
特に「挨拶→つかみ→本題に入る流れ」を通して練習すると安心感が増します。

笑顔を意識する

表情が硬いと、話の内容まで堅苦しく伝わります。
柔らかい笑顔で始めると安心感が出ます。

声のトーンを少し高めに

出だしはいつもより少し高いトーンで話すと、明るい印象になります。
聞き手が「前向きな話だ」と感じやすくなるのです。

出だしでよくある失敗例と回避法

 

準備不足が伝わる

「あまり準備していないのですが…」という言葉から始めると、それだけで信頼を失います。
準備不足は絶対に口に出さず、堂々と始めましょう。

専門用語の多用

出だしで難しい専門用語を並べると、聞き手が置いていかれてしまいます。
最初はできるだけ分かりやすい言葉を選びましょう。

長すぎる自己紹介

自己紹介が長すぎると退屈に感じられます。
「名前・所属・一言」で十分です。
本題に早く入ることが聞き手の満足につながります。

プレゼンのつかみをタイプ別に活用する

 

ユーモア型

笑いを交えることで緊張をほぐすタイプ。
場を和ませたいときに効果的です。

データ型

数字や統計を使って驚きを与えるタイプ。
論理的なプレゼンや提案に向いています。

共感型

「皆さんも経験があると思いますが」と身近な話題で引き込むタイプ。
社内プレゼンや日常的な発表で効果的です。

プレゼンの出だしを制すれば全体がうまくいく

プレゼンは最初の数十秒で聞き手の心をつかめるかが決まります。
挨拶、つかみ、語尾を意識して始めれば、その後の流れもスムーズになります。

社内プレゼンでも社外のスピーチでも、出だしを工夫することで成功率は格段に上がりますよ。

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