2023.02.06
男性が髪を切るときになんていうべき?美容室での頼み方や注意点!
「美容室や床屋(理容室)で、どう伝えるのがベストかわからない」という男性の方はいらっしゃいませんか?理想や希望のヘアスタイルがあるとき&まだないときの、オススメのオーダーの仕方や、頼み方以外の髪を切るときの注意点までご紹介していきます。
男性が美容院や床屋での髪を切る時の頼み方
せっかく髪を切るのであれば、満足したヘアスタイルにしたいはずです。
しかし、美容室や床屋で、この髪型や切り方をどう言えばいいんだろうと迷っている男性の方は多いものです。
まずは、自分にあったヘアスタイルにするための、美容師へオススメの頼み方をご紹介します。
スマホや雑誌などで希望の髪型の写真を見せる
具体的なイメージがあるときに最もオススメの方法は「そのヘアスタイルの画像を直接店員さんに見てもらう」ことです。
「このような風にできますか?」と、予約サイトやヘアカタログの写真を見せるだけでいいのです。
「この髪型は何て言えばいいのだろう…」と悩む必要もありません。
美容師の方からしても、素人がいろいろ言葉で伝えてくるよりも、実際に完成系のイメージを見せてもらったほうが助かるという声も多いです。
直接見てもらうことで、
- パーマをかけないと、そのイメージに近づけることはできない
- この部分の髪の長さが足りないから今回は難しいが、次回近づけるようにカットする
- お客様の髪質や顔の形からすると、こうしたほうがより似合うと思う
といった、プロの目線からの提案をもらえるかもしれません。
希望のヘアスタイルがあるのであれば、その写真や画像を美容師に見せることが1番です。
写真を見せることは恥ずかしいことではない!
「ヘアカタログで希望を伝えるのは恥ずかしい」と思う方もいらっしゃいます。
- 希望する写真のモデルや芸能人がかっこよくて、顔が違うと思われたくない
- そこまでヘアスタイルに気を遣っていると思われたくない
理由は様々ですが、特に男性の方は、照れや気おくれから避けてきた人もいらっしゃるかもしれません。
しかし一つ断言できるのは、ヘアスタイルの希望を写真で伝えることは全く恥ずかしいことではありません。
むしろ美容師の方からすると助かるくらいであり、男性、女性関わらず、多くの方が雑誌の切り抜きやスマホの画像でオーダーしています。
もし「恥ずかしくて写真の持ち込みはしていなかった」という男性がいらっしゃいましたら、次回からぜひ直接試してみてください。
好みの画像を何枚か用意するとさらに◎
希望のヘアスタイルを美容師に見せるときには、1つに絞り込むのではなく、何種類か提示することをお勧めします。
例えば「好きな女性芸能人」を何人かあげていくと、自然とその人の好みの傾向がわかってくるかと思います。
これと同じように、何枚かのヘアスタイルをみせることで、美容師にあなたの「好み」をイメージしてもらうことができ、より希望に近づくことができる確率が高まります。
加えて、素人目線からでは同じような髪型に見えたとしても、
- セットをブローとワックスだけで完結できるのか、アイロンなども必要なのか
- パーマをかけなければならないのか
など、プロの目からするとかなり違いがあるはずです。
近年のヘアカタログでは、ブックマーク機能によりすぐに表示させることができるので、いくつか保存しておくといいでしょう。
美容師の方に直接相談する
床屋や美容院を予約したけれど、髪型は決まっていないという男性は多いです。
「具体例はないけれど自分に似合うヘアスタイルを教えて欲しい」という方は、当日に美容師に相談するといいでしょう。
もちろん写真やイメージをみてもらったうえで、それが自分に可能なのか、似合うのかを相談するというのもOKです。
ヒアリングを重ねたり、美容室にあるヘアカタログなどから、あなたに似合うヘアスタイルを提案してくれるでしょう。
今の髪型のまま短くして欲しい
今の髪型が気に入っており、そのまま短くして欲しい方や、バッサリとヘアスタイルを変えたと思われたくない・変えたくない方は、「今のまま形をかえずに、長さだけ短くして欲しい」と伝えるといいでしょう。
同様に「すいて欲しい」「軽くして欲しい」というのも、髪型を維持するときの代表的な頼み方の1つです。
単純に髪の長さを短くするだけでなく、全体のバランスを整えて仕上げてくれるでしょう。
しかし「短く」という言葉のイメージが、あなたと美容師の方で異なる可能性があります。
曖昧な言葉はどうしても齟齬を生みやすいのです。
「3センチくらい」「前髪は眉にかかるくらい」など、具体的なオーダーをすることで、「こんなはずじゃなかった」となることを避けることができるでしょう。
気に入ったヘアスタイルになれたときに写真を撮っておく
もし自分が気に入ったヘアスタイルにしてもらえたときには、「前から」「後ろから」「横から」の3方向からの写真を撮っておくといいでしょう。
もう一度そのヘアスタイルにしたいときに、その写真を見せることによって、美容師の方もイメージしやすくオーダーすることができます。
美容師に髪型を伝えるとき注意点
ここまで、特に男性の方が髪を切るときのおすすめの方法についてご紹介してきました。
ここからは「髪を切るときの希望や髪型を伝えるときの注意点」についてご紹介していきます。
具体的な希望があるときに、無理に言葉で伝えようとしない
「希望の写真を見せるのが恥ずかしい」からといって、無理に言葉だけで伝えるのは避けましょう。
言葉の説明だけで髪型の完成形をイメージさせるのは、おそらく美容師同士でも至難の技です。
「この男性モデルの前髪の部分は、どう伝えて切ってもらえばいいんだろう」 など考えるのも時間がかかります。
うまく伝わらず、希望と違う仕上がりになる可能性もあるでしょう。
理想のへアスタイルがあるときに、その写真を美容師に見せず無理に言葉で説明することは、デメリットしかないのです。
どうしても事前に用意していたものを見せたくない場合には、当日に、美容室や床屋においてある雑誌やカタログなどから近いものを選び、希望を伝えるといいでしょう。
「おまかせ」する場合は注意!
男性が床屋や美容院で髪を切るときに「おまかせ」をするケースは、大きく分けて3つのパターンが考えられます。
⑴本当になんでもいい・髪型を考えるのが面倒
⑵ヘアスタイルを頼むのが恥ずかしい
⑶具体的な例はないけれど、自分に似合う今までしてこなかった髪型にしてほしい
もし⑴のケースであれば、おそらく美容師の方があなたに、様々な質問をしてくれますので、それに応えればいいでしょう。
しかし⑵や⑶の場合、「髪型に一定以上こだわりたい」と思っているのは間違いないはずです。
前提として、美容師は何人ものヘアスタイルを作ってきたプロです。
しかし、美容師の好みとあなたの好みが一致するとは限りません。
担当してくれた方がいい仕上がりだと思っても、あなたはあまり好きではないものになるかもしれません。
もちろん「おまかせ」を任せてくれると喜ぶ美容師も一定数いらっしゃいます。
しかし仮に好みの髪型にならなかったときに、後悔するのはあなた自身です。
初めていく美容室では、極力全ておまかせと丸投げすることは避け、相談するようにするといいでしょう。
「前と同じで!」は困らせてしまうかも
以前に髪を切ってもらった美容室に行くときに、「前回と同じ」という頼み方をしている方もいらっしゃるかもしれません。
前回に切ったときの髪型が気に入っていたり、現状維持でいいときに便利な伝え方ではあります。
しかし男性の場合、頻繁に切る人でも3週間、長い人では1ヶ月半以上のスパンがあると思います。
そしてその期間で美容師は、男女問わず数えきれない人数の髪を切っています。
もちろん顧客情報やカルテなどは残っているとは思います。
しかしそれがどこまで詳しく書いてあるかは難しいところでしょう。
美容師も「しっかりと覚えてないなんて言えない」と困らせてしまうかもしれません。
前回と同じものを希望するにしても、そのときと同じ頼み方をしたほうが親切であることは間違いないでしょう。
1000円カットなどでは、写真を見せる頼み方が不適切になることも
まず先に断っておきたいのですが、1000円カットで働いている美容師の質が低いという訳ではありません。
ずっと1000円カットで働き続けている方いますが、普段はフリーランスでヘアメイク(雑誌やテレビ、CMなどの撮影現場において、モデルといった出演者に対して、ヘアスタイリングやメイクを施すこと)を本職としつつ、たまに出勤する方、以前は大手美容室でスタイリストを務めていた方もいるでしょう。
ぞんざいな言い方をしてしまえば「人による」のです。
しかし1000円カットと美容室では、「お客様1人あたりにかける時間が違う」ということは間違いありません。
1000円カットは基本的にカットのみであり、パーマなどの追加サービスはもちろん、シャンプーなどもありません。
カット後に、大きな掃除機のようなもので髪の毛を吸い終了となることはほとんどのため、セットの仕方などを教えてくれることもありません。
具体的なヘアスタイルのイメージを見せたりする場合、1000円カットといった「回転数が早い」サービスではなく、値段は高くとも1人あたりに時間をかけてくれる美容室を選ぶといいでしょう。
髪を切るときに頼み方以外で気をつけること
ここからは美容院や床屋で髪を切ってもらうときの、頼み方以外の気をつけた方がいいこと、意識したほうがいいことをご紹介します。
なお「絶対にこうしなければならない」というものではありません。
しかし、女性に比べ男性の方のほうが当てはまるケースが多いので、一度目を通しておくといいでしょう。
好みや気に入っている服で美容室へ行く
美容室や床屋に髪を切りに行くときには、あなたの普段の私服や、これからローテーションするようなスタイルでいくといいでしょう。
美容師は、お客様の着用しているものなどからも参考情報を得ています。
自分の好みのスタイルを見てもらうことによって、それに似合う髪型を提案をいただけるかもしれません。
「髪を切るだけだから…」と、部屋着などで美容室や床屋に行ってしまうと、自分の普段のスタイルが伝わりにくいどころか、「身だしなみにあまり興味がない人なんだな」と思われてしまうかもしれません。
バッグや靴なども含め、あなたのお気に入りで髪を切りにいくことをオススメします。
避けた方がいい洋服に注意!
部屋着などのほかにも「髪を切る際には避けた方がいい服装」も存在します。
美容師が嫌がる服装としてよくあげられるのが、パーカーやタートルネックといった「襟元が膨らんでいる洋服」です。
ハイテックなど首元にボリュームのある洋服は、襟足が切りにくくなってしまいます。
また、ローゲージ(太い糸を使用して、ざっくりと編み込まれたニットのこと)も、髪の毛が間に入りやすいため、避けたほうが無難です。
もちろん切る前にタオルやクロスなどでカバーはしてくれます。
しかし、美容師に気を使わせるポイントを増やしてしまうのは事実です。
ジャケットやジップパーカーなど、髪を切る時に脱げるものであればいいですが、下が肌着しか着ていない場合そうするわけにもいきません。
せっかくであれば、自分の理想に近づけてもらうためにも、美容師の方が髪を切りやすい状況を作ってあげたほうがスマートといえるでしょう。
セルフカットはあまりおすすめできない
「お金ももったいないし、前髪だけなら…」と、自分で髪を切る方もいらっしゃいますが、基本的にセルフカットはおすすめしません。
失敗してしまったときのリスクが凄まじく大きいからです。
美容師と素人とでは、ハサミを扱うレベルが違うだけでなく、持っているハサミそのものが違います。
美容室では、1本で数万〜数十万するようなハサミを使っているのです。
手間やお金をもったいないとセルフカットに挑戦して失敗してしまえば、取り返しのつかないことになる可能性があるため、リスクとリターンが見合っているとは言い難いです。
男性で前髪カットを受け付けている美容院も増加
近年では、男性でも「前髪カット(前髪のみを切ってもらう)」を受け付けている美容院も増えてきました。
「全体的に切るほどではないけれど、前髪だけ少し気になる」という方におすすめで、500円〜1000円弱で切ってくれるお店が多いです。
「男が前髪カットだけなんて…」
「前髪だけ切る時に何て言えばいいの?」
などと思う必要はありません。
セルフカットして失敗するリスクと比べたら微々たるものです。
前髪だけ切りたいという男性の方は、一度前髪カットを検討してみるといいでしょう。
ヘアスタイルにお金を使うのは非常にコスパがいい
最後に、髪型にお金を使うことは、あなたの身だしなみを整えるうえで、コストパフォーマンスに優れた方法です。
仕事に着用するスーツやYシャツ、私服にお金を使うことはもちろんいいことですが、毎日着ることはできません。
洗濯が必要なことはもちろん、高級な生地のスーツは、着用したあとに1週間程度休ませないと、すぐに生地が痛んでしまいます。
「お気に入りの勝負服」も着るタイミングは限定されてしまうでしょう。
一方髪型は、「毎日のあなた」にいい影響を与えてくれます。
ビジネスの場はもちろん、友人との約束やデート、アウトドアや旅行など、常にあなたの印象をよくしてくれるのが「髪型」です。
せっかく髪を切るのであれば、希望をスマートに美容師に伝え、好みや似合うヘアスタイルにすることで、「男性としての魅力」に華を添えることができるかと思います。
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