2023.03.01
人間関係をこじらせる人の特徴5選!こじらせる人との付き合い方は?
「人間関係をこじらせる人」や「人間関係でトラブルが多い人」が身近にいて悩んでいませんか?人間関係の問題は、何が原因かを突き止め、対策することが大切です。この記事では、人間関係をこじらせてしまう人の特徴や上手な付き合い方を解説していきます。
目次
いつも人間関係で悩む人へ
職場などで「人間関係に悩まされていませんか?」「他人の目ばかり気にしていませんか?」
人と人との関係で成り立っている世の中だからこそ、人間関係のいざこざは起こります。
でも、無駄に悩んでしまってあなたの大切な「時間」を浪費していませんか?
本当にすべきことはなんでしょうか?
時間もエネルギーも、たった一度の人生の中で限られた「財産」です。
いつも人間関係で悩む人は、安心できる人間関係を作り、あなたにとって「最高の人生」を送りましょう!
人間関係をこじらせる人とは?
そもそもこじらせるとは「物事をややこしくする」「長引かせる」といった意味があります。
風邪をこじらせるといった使い方をすることもあります。
では、人間関係をこじらせるとはどういった状況でしょうか?
「同志だった職場の同僚と関係が悪くなった」
「年下の自分が早く出世した為、関係がぎくしゃくした」
つまり、「人間関係が悪い方向に行く」「人間関係の処理が難しくなる」ことを人間関係をこじらせると言います。
人間関係をこじらせる人の特徴5選
「人間関係でトラブルが多い」「いつも人間関係で悩む」そんな方は、原因を突き止めて改善することが必要です。
また、あなたの周りに人間関係でトラブルばかり起こす人がいたら要注意です。
こじらせる人がいると、仕事の成果にも影響が出て、周囲に迷惑を掛けます。
なんといっても、自分にストレスが掛かりますよね。
実は、人間関係でトラブルが多い人には、共通点があるのです。
それでは、こじらせる人の特徴を5つご紹介します。
正義感が強い
人間関係をこじらせる人の特徴1つ目は「正義感」です。
正義感とは、善悪で物事を判断することを言います。
この善悪は、人によって違いがあれば、度合いも違うのです。
正義感が強いために他者を「正義」という物差しで測り、人間関係がこじれてしまうのです。
昔から「最後は正義が勝つ」と考えている人が多いために、正義感が強い人がいます。
現実社会では、必ずしも正義が勝つといったことはありませんし、世の中は「不条理」です。
この「不条理」を受け入れることができないと、他者への不満が生まれます。
物事がすべて自分の思い通りに行くことはほとんどない。また、正義が基準となって物事を判断するわけでもないのです。
この正義感が強い人は、「世の中の不条理さ」や「自分の正義という物差し」で他者を測ってしまうので、人間関係でトラブルが多い人になってしまうのです。
責任感が強い
人間関係をこじらせる人の特徴2つ目は「責任感が強い」ことです。
これは正義感が強い人と似ていますが、自分の正義ではなく、会社のためにといった献身的な行動から表れます。
人事や業績などに責任を感じており、他者と戦ってしまい人間関係がこじれやすくなるのです。
責任感が強い人は、曲がったことが嫌いで会社のためという信念のもと行動し、世の中の不条理さを受け入れることができません。
会社にとっては非常に嬉しい人材ですが、当の本人は、人間関係でトラブルが多い人になってしまいがちなのです。
プライドが高い
人間関係をこじらせる人の特徴の3つ目は「プライドが高い」ことです。
プライドが高いのは「他人によく思われたい」という気持ちからきています。
「相手になめられた」「馬鹿にされた」といったことがあると、怒ったり、機嫌が悪くなったりします。
会社にいるとバカにしてくる人などたくさんいるものです。
いちいち反応していてはきりがありません。
プライドはほとんどの場合、役に立たないものなのです。
プライドを持っていいのは、「自分の仕事の質」だけでしょう。
「質の高い仕事をする」というプライドを持ち、手を抜きたい自分と戦いながら仕事をすれば、相手がなめてくるようなことはないはずです。
いちいち反応してしまうプライドが高い人は、人間関係でトラブルが多い人になってしまいがちです。
自信がありすぎる
人間関係でこじらせる人の特徴4つ目は「自信がありすぎる」ことです。
自信にあふれることは良いことですが、自信家は「上から目線」になりがちなのです。
自信と言っても、「自分が正しいという自信」「相手に成果で勝つという自信」「根拠のない自信」「根拠のある自信」などたくさんあります。
いずれの自信も人間関係をこじらせる原因になります。
一緒に仕事をする社内の人からすると、「なんで上から目線なんだ?」「高圧的だな」と感じることもあるのです。
また、自信にあふれる人は脇が甘くなる傾向になります。
自信を持って成功した経験が準備を怠らせるのです。
自分を過信することで、人間関係でトラブルばかり起こす人になってしまうのです。
ネガティブ
人間関係でこじらせる人の特徴5つ目は「ネガティブ」です。
人はネガティブなことに異常に反応してしまいます。
つまり、ネガティブな人がいると周囲に負の影響を与えてしまうということです。
「会社の愚痴ばかり言う」
「上司や部下の悪口ばかり言う」
いつもネガティブなことばかり言う人と一緒に居たいと思いませんよね。
「少し距離を置こう」という気持ちになり、距離ができてしまい人間関係がこじれてしまうのです。
「自分が周りにどんな影響を与えるか」を考えられないと、人間関係でトラブルが多い人になってしまいます。
人間関係をこじらせる人の心理
人間関係をこじらせる人は、なぜそんなことをするのでしょうか?
悪意があってしているのか?無意識でこじらせてしまっているのか?
ここでは、人間関係をこじらせる人の心理を解説していきます。
嫉妬
人間関係をこじらせる人の心理は、「嫉妬」が原因で起こることがあります。
「年下なのに自分より早く出世した」
「あいつは仕事もできてイケメンだからむかつく」
ついつい人間は自分と他人を比較して、嫉妬をしがちです。
少し前まで仲が良かったのに、嫉妬が原因で人間関係をこじらせてしまい、修復が難しくなることがあるのです。
おせっかい
あれもしてあげたい、これもしてあげたいという「おせっかい」が、人間関係をこじらせる原因になります。
悪意はないのですが、必要以上にされると「めんどくさい人」と思われることがあり、「構わないでほしい」となるのです。
その結果、「自分は良かれとおもったのに」という心理が働き、人間関係をこじらせる人になります。
自信がない
自信がないことが、人間関係をこじらせる原因になる場合もあります。
こじらせる人の特徴には、自信にあふれている人やプライドが高く、責任感が強い人などがいると説明しました。
ただ、実際は自分に自信がないことが原因だったりします。
自分に能力があれば、仕事で成果を出せるわけですから、自信を表に出す必要もなければ、プライドを高くもつ必要もありません。
自信がないから、他人を責めて自分を優位に保ったり、大きく見せようとしているのです。
人間関係をこじらせる人の背景には、「自信のなさ」があるのです。
人間関係をこじらせない上手な付き合い方
「いつも人間関係で悩む」「人間関係でトラブルが多い人」は、上手に人と付き合い、安心できる人間関係を作りたいですよね。
自分が「人間関係でトラブルばかり起こす人」ならば、早急に改善が必要です。
「いつも人間関係で悩む人」ならば、付き合い方を工夫する必要があります。
いずれの場合も、人との付き合い方は一緒です。
人間関係は修復するより予防をする方が簡単ですので、こじれる前に上手な付き合い方を身につけましょう。
相手の立場になる
人間関係をこじらせる人との関わりはめんどくさいですよね。
それでも一度「相手の立場」になって考えてみましょう。
自分が嫌なことをされている場合、「相手はなぜそんなことを言うのか?」を考えてみることです。
そして、相手がした発言をそのまま受け止めずに、悪意のあるものかどうか見極めましょう。
ほとんどが主張の違い、価値観の違いからくるものなので、「こんな考え方もあるんだな」と思えるでしょ。
もし、悪意のあるものの場合は、「この人は相手のことを考えられない人なんだ」と割り切って関わるようにしましょう。
当たり前ですが、「相手の立場になる」ことは人とのコミュニケーションにおいて大切です。
こじらせる人は仕事でも私生活でも、相手の立場になって物事を考えない傾向があります。
自分がこじらせる人であれば、「自分がされたら嫌なことはしない」「されたら嫌な発言はしない」と心掛ける必要があります。
これが「正義感」によるものであったり、会社のためという「責任感」であっても、まずは相手が何を考えているか?を意識しましょう。
感情に従わない
人間関係をこじらせる人に対しては、「感情に振り回されない」ようにしましょう。
相手がどのような態度で接してきても、感情に従わないことが大切です。
相手は人間関係をこじらせる人なので、わざわざ自分も同じ土俵に立つ必要はなく、適当に合わせておきましょう。
逆なでするようなことは顔には出さず、距離を保ちましょう。
反対に、自分が人間関係をこじらせる人の場合は、変なプライドを捨てて自分の仕事にフォーカスしましょう。
プライドは合理的な判断を下せなくなるので、プライドを持つのは「自分の仕事の質だけ」と肝に銘じて仕事をしましょう。
他人を意識しすぎない
人間関係をこじらせる人と接する時には、あまり意識しすぎないようにしましょう。
意識しすぎることで、こじらせる人に対して嫌な感情が湧いてきます。
「他人を意識しすぎる」ことを失くすことで、自分は自分、他人は他人と判断できるようになります。
日本人は特に「他人を意識しすぎる」傾向があります。
自分はどう思うか?ではなく、他人はどう思っているか?と考えがちなのです。
他人を意識しすぎるがあまり、自分の気持ちを伝えることができず、「モヤモヤした気持ち」になるのです。
そのモヤモヤが溜まりにたまってしまうと、いずれ爆発することになるでしょう。
そうなると、もはや修復不可能です。
自分がストレスを爆発させる前に、相手を意識しすぎないように心がけましょう。
反対に、自分がこじらせる人は仕事で相手にどんな影響を与えているか?をもう一度見つめなおす必要があります。
責任感を持ちすぎない
人間関係をこじらせる人と関わる時、「この人をどうにかしないと会社は改善しない」と責任感を持ちすぎないようにしましょう。
人間関係をこじらせる人は、非常に責任感が強く、プライドも高い傾向にあります。
自分が嫌なことがあると攻撃してくる可能性があるので、無理に直接対決をしないようにしましょう。
なぜなら、嫉妬社会の日本では、足を引っ張ろうとする人がたくさんいるからです。
その例が、人間関係をこじらせる人なのです。
あなたが持っている責任感を、人間関係をこじらせる人に使わないようにしましょう。
反対に自分が人間関係をこじらせる人の場合、周りに起きている事に、自分の責任感を振りかざさないようにしましょう。
自分の仕事を全うすることに集中しましょう。
人間関係型のパワハラに気を付けよう!
パワハラとは、職務上の地位を利用して相手を攻撃する行為です。
パワハラには暴力を振るう「身体的攻撃」、言葉の暴力による「精神攻撃」、人間関係から切り離す「人間関係型」があります。
こじらせる人が上司の場合、付き合い方を誤ると、自分の地位を使い職場で孤立するように仕向けることがあります。
もちろん、人間関係をこじらせる人である上司が悪いのですが、そうならないように先述した上手な付き合い方を意識して接するようにしましょう。
仮に標的にされた場合は、一人で抱え込まず、必ず信頼できる人や会社に相談しましょう。
それでも改善しない場合は、労働基準監督署などに相談することです。
解決より予防が大事!
人間関係をこじらせてしまった場合、解決することは非常に難しくなります。
人間関係に限らず、人生で起こる困難のほとんどは「解決するより、避けた方が早い」のです。
こじらせる人がいると知った時に、付き合い方を考え「予防措置」を図ることが大切になります。
なんでも解決するスーパーマンやヒーローはキラキラして見えますが、賢明な人は「未然に防ぐ」のです。
安心できる人間関係を築こう!
仕事で成果を出し、自分がより良い人生を歩むためには「安心できる人間関係」を築くことが大切です。
悩みのほとんどは人間関係から生まれるものです。
他人を意識しすぎず、感情に従わないようにすることで、他人に振り回されない自分の人生を生きることができます。
相手の性格を変えることは不可能だと考え、相手との接し方を変えるように意識しましょう。
たった一度の人生を有意義に、そして良かったと思える人生を送りましょう。
大阪生まれ。20代後半。ハウスメーカーで働くもうつ病を発症。その後、発達障害(自閉症スペクトラム障害)が発覚。休養中に沢山の本を読んで培った知識で、人の役に立つ情報を発信していきます。3児の父で、将棋とサッカーが得意。