2023.02.06
ぼーっとしてる人は頭いいって知ってた?実は頭がいい人の特徴
「ぼーっとしてる人は頭がいい」と聞いたことはありませんか?一見、ぼーっとしてる人が頭いいとは思えませんが、実は頭がいい人が多いのです。今回は、ぼーっとしてる人が頭いい理由や、実は頭がいい人の特徴などを解説していきます。
ぼーっとしてる人が頭いい理由
ぼーっとしてる人からは思考が停止してるような印象を受けますが、そうではないケースもあります。
実際には「脳内の情報を整理」していたり、「創造性を発揮する」状態になっている、実は頭がいい人ということも。
それでは、ぼーっとしてる人が頭いい理由を4つ具体的に解説していきます。
脳がフル稼働してる
ぼーっとしてる人が頭いい理由の一つ目は、「脳がフル稼働している」からです。
ぼーっとしてる人は、脳が「デフォルト・モード・ネットワーク」の状態になっていると言えます。
「デフォルト・モード・ネットワーク」とは、何も考えていないぼーっとしてる状態の脳の神経活動です。
この時、脳は「スタンバイしている状態」になります。
ワシントン大学の研究では、ぼーっとしてる時、通常の脳の活動時よりも「15倍のエネルギーを消費している」と発表しました。
ぼーっとしてる時間が少ないと、前頭前野という「脳が深く考える機能が低下する」と言われています。
つまり、「ぼーっとしてる人が頭いい」と言われるのは、脳を通常の人よりたくさん使っている状態だからです。
創造性が発揮しやすい
ぼーっとしてる人が頭いい理由の二つ目は、「創造性を発揮している」からです。
ぼーっとしてる状態は、脳をいつでも使える状態です。
また、脳が通常の脳の活動より、15倍もエネルギーを消費しているので、創造性が発揮しやすくなります。
つまり、ぼーっとしてる人は、尋常ではないぐらい脳内でいろんなことが起こっているのです。
だから、いいアイデアが生まれてきやすいのです。
トイレをしていてぼーっとしてる時に、ふと「いいこと思いついた!」などの経験はありませんか?
常にアイデアが生まれてくるので、ぼーっとしてる人は頭がいいと言われるのです。
情報の整理ができている
ぼーっとしてる人が頭いい理由の三つ目は、「情報の整理ができている」からです。
ぼーっとしてる人は、脳内でいろんなことを考えて行動しているので、論理的で意思決定がきちんとできます。
逆に通常の人は、物事を決めるときに「どうしたらいいの?」「どっちにしたらいいんだろう?」と決断が遅かったり、迷ったりしてしまいます。
なぜなら、脳が情報の整理を行えていないからです。
ぼーっとしてる人は、自分の頭で考えることができるので、意思決定が明確なのです。
多段階的な思考
ぼーっとしてる人が頭いい理由の四つ目は、「多段階思考ができる」からです。
「多段階思考」とは、考え続ける力のことです。
何か物事を考えてそれで終わりではなく、もう一段考えてみる。
ぼーっとしてる人は、常に自分の頭で物事の先の先まで考えていますから、思考体力があるのです。
数学者や物理学者は頭がいいってイメージがありませんか?
相対性理論で有名なアインシュタインは物理学者ですし、人類史上最高のIQを持つと言われているノイマンは数学者です。
実際、数学の問題では、問題を解くために何段階も思考します。
脳を一回使って終わる人よりも、先の先まで考える人の方が頭いいのは必然ですね。
ぼーっとしてる人は、何も考えていないように見えて、多段階思考ができるので頭がいいと言われるのです。
実は頭がいい人の特徴
ぼーっとしてる人が頭いいということを解説しました。
他にも、一見頭が良さそうに見えないけど、実は頭がいい人がいます。
ここでは、実は頭が良い人の特徴を解説していきます。
他人に興味がない
実は頭がいい人の特徴の一つ目は「他人に興味がない」です。
正確に言うと「他人に興味がないと思われがち」ということになります。
それこそ、頭いい人は「ぼーっとしてる人」が多いので、他人に興味がないように感じるのです。
感情がないわけではなく、感情を表に出さない。
状況を冷静に分析することができるので、他人に聞く前に自分で答えを導きだせるのです。
そうすると、「この人は他人に興味がない人なんだ」と勘違いされてしまうのです。
心配性な人
実は頭がいい人の特徴、二つ目は「心配性な人」です。
心配性の人ほど不安に備えて対処しようとするので、自然と知性が高まっていくのです。
ニューヨーク州立大学の研究で、「心配性と知性は一緒に成長する」ということがわかっています。
実は頭がいい人というのは、心配性な人である可能性が高いのです。
成功者は自信家な人が多い印象ですが、根は心配性だからいろいろなことに対策をしてミスを防ぐ。
その結果、成功しているのかもしれません。
夜型
実は頭がいい人の特徴、三つ目は「夜型の傾向」があるということです。
実は頭がいい人に、夜型の傾向があるというのは意外ですよね!
昔から、早寝早起きをしましょうと言います。
ですが頭がいい人は、平均的な知性の人よりも、平均で30分も遅寝遅起きであることがわかっています。
頭がいい人は、夜に一人で作業に没頭することが多く、既存の方法にとらわれずに新しいアイデアを生み出そうとします。
その為、クリエイティビティが高く、平均的な人よりも知性があり、斬新なアイデアなどが出てくるのでしょう。
バカっぽい
実は頭がいい人の特徴、四つ目は「バカっぽい人」です。
これも意外に感じますが、バカっぽいのに頭がいい人は多いのです。
頭がいい人は知性があり、無理に自分を賢く見せる必要がありません。
それよりも、バカっぽく立ち回った方が自分にとってメリットがあります。
なぜなら、「頭いいでしょ?」と見せると印象が悪くなるからです。
バカっぽく振舞った方が印象良く、わざとそうしている人もいます。
先ほども解説しましたが、頭がいい人は「ぼーっとしてる人」がいるので、ぼーっとしていてバカっぽいという印象があるのかもしれません。
他にも、ぼーっとしてる人はモテることもあります。
ぼーっとしてる人は天然に見られることがあるので、「ぼーっとしてる人だけどかわいいな」という印象を持ってもらえたりします。
頭がいいだけでなく、ぼーっとしてる人がモテると聞くと、自分もちょっとやってみようかな?と思ってしまいますね!
一人が好き
実は頭がいい人の特徴、五つ目は「一人が好き」です。
頭がいい人は、人生に大きな目標や目的を持ちやすく、単に周りの人と一緒にいることでは「満足できなくなる」という傾向があります。
自分は目的を達成するために一人で考え込みますから、周りとのギャップがどうしても生まれます。
そうなると、「一人でいた方が目的を達成できる」という結果に至るのです。
ただ、基本的には友達や家族と遊ぶ時間が長いほど、「人生の満足度が高い」ということも研究でわかっています。
頭がよくなりたいから一人でいるということが、必ずしも正解というわけでもありませんね。
ぼーっとしてる人の悩み
ぼーっとしてる人には、悩みがなさそうな印象がありますが、当然悩みを抱えています。
ぼーっとしてる人が抱えている悩みのほとんどが「対人関係」です。
それでは、対人関係でどんな悩みがあるかを見ていきましょう!
深読みしすぎてしまう
ぼーっとしてる人の悩みの一つ目は「深読みしすぎてしまう」ことです。
いろんなことを考えていますから、他人との会話の中でも、先を読んで会話をしてしまいます。
自分の中では、常に会話の中で深読みをしてしまって、相手が話している最中に結論にたどり着いてしまう。
相手からすると「最後まで話させて」「会話が合わない」と思われてしまうことがあります。
この会話のギャップが重なることで、ぼーっとしてる人はストレスを抱え、悩んでしまいます。
コミュニケーションが苦手
ぼーっとしてる人の悩みの二つ目は「コミュニケーションが苦手」なことです。
先ほども言いましたが、ぼーっとしてる人は相手との会話が合いづらいことで悩みます。
話をすることが苦手なのではなく、相手とのキャッチボールが苦手なのです。
相手はいろんなことを話しますが、ぼーっとしてる人は必要最低限の会話をする傾向にあります。
また、頭がいいので、通常の人と話がかみ合いません。
実際、IQが20違うと話が合わないという研究結果が出ています。
本来話が合わない人と会話をしないといけないことは、悩みを抱えてしまう原因になります。
何考えているかわからない
ぼーっとしてる人の悩みの三つ目は「何考えているかわからないと言われる」ことです。
実際には、脳がスタンバイ状態にあるわけですが、周りから見ると「何考えているのかわからない」と思われることがあります。
ぼーっとしてる人は天然でかわいいと言ってくれる人もいますが、悪い印象を持つ人からすれば、ちゃんとしてほしいと思うでしょう。
対人関係で誤解を生みやすく、悩みを抱えてしまう原因になります。
ぼーっとしてる人の悩み解決法
ぼーっとしてる人にも悩みがあることがわかりました。
さらに、悩みは対人関係にあることがわかりました。
では、対人関係の悩みはどうやって解決したらいいでしょう?
ここでは、ぼーっとしてる人の悩み解決法を解説していきたいと思います。
他人が自分と同じと思わない
ぼーっとしてる人の悩み解決法一つ目は「他人が自分と同じと思わない」ことです。
ぼーっとしてる人は頭がいい人が多いです。
会話の中でも深読みしすぎてしまい、かえっていい結果を生まないこともあります。
世の中は人との関係で成り立っていますから、他人とはなるべくいい関係を築きたいもの。
ただ、会話が合わない。
その時には、「あ、この人は自分と同じじゃないんだった!」と意識することを心がけましょう。
自分の力を発揮できる仕事に就く
ぼーっとしてる人の悩み解決法二つ目は「自分の力を発揮できる仕事に就く」ことです。
自分の力を発揮できる仕事に就きたいのは、世の中の全員がそうです。
ただ、特にぼーっとしてる人は、頭がいい人に多いので、その力を発揮できる仕事に就くと通常の人よりもいい結果を出せます。
コミュニケーションが苦手で悩みを抱える人も多いので、コミュニケーションが少ない職場などに就くこともいいでしょう。
また、自分と同じぐらいの知能を持っている人と働くことがストレスフリーにつながります。
思い切って環境を変えてみてもいいかもしれませんね。
考えを伝えてみる
ぼーっとしてる人の悩み解決法三つ目は「考えを伝えてみる」ことです。
何を考えているんだろう?と誤解を生みがちなので、思い切って自分の頭の中で考えていることを伝えてみましょう。
そうすることで、「あ、この人実はこんなことを考えていたんだ!」と印象がガラッと変わるかもしれません。
ぼーっとしてる人は頭がいいので、相手によって会話を変えることも、意識をすればできます。
一度、自分の頭の中の考えを伝えてみましょう!
ぼーっとする時間を作ろう!
自分でぼーっとする時間を作ることは大切です。
毎日忙しく、ぼーっとする時間すらないと感じている人もいるでしょう。
特に、現代ではスマホが普及し、どんな時でも「何かしらの作業」や「暇つぶし」をすることができます。
ただ、「仕事でもっと結果を出したい」と思っているのであれば、意図的にぼーっとする時間を作ることも必要です。
ここでは、新しいアイデアが浮かぶのに最適な「創造性の4B」を紹介します。
Bus:バス。移動している時間
バスなどの移動中はアイデアが浮かびやすいと言われています。
特にいいと言われるのは散歩です。
スティーブ・ジョブスやビル・ゲイツなどの実業家は、いいアイデアを出すために積極的に散歩をしていました。
Bed:ベッド。寝る前や起きた後
寝る前のベッドに入った時もいいアイデアが浮かびやすいと言われています。
非常にリラックスしている状態なので、余計な思考が消え創造性が増すのです。
Bathroom:お風呂、トイレ
お風呂やトイレなどでは不思議とアイデアが湧いてくることがあります。
アイデアが浮かんできたときにすぐメモができるように、洗面所にペンとメモ帳を置いている人もいます。
Bar:バー、お酒を飲んでいる時
実はお酒を飲んでいる時もアイデアが浮かびやすいと言われています。
お酒を飲んでいる時は、基本的に思考が鈍っている感じがします。
ここで重要なのは、お酒をたしなむ程度ということ。
泥酔状態になるとまともなことを考えることができません。
適度にお酒を飲んだ状態がリラックスできていますので、その時にいいアイデアが浮かびやすいのです。
まとめ
もし、自分が「ぼーっとしてる人ですね」と周りからよく言われるのであれば、自信をもって下さい!
ぼーっとすることは、悪い事ではありません。
逆に、周りにぼーっとしてる人がいて困っているという方には、この記事を読んで印象が変わったのではないでしょうか?
今回の記事を読んで、「あの人もしかして頭いい人なのかな?」と思い浮かぶ人がいれば、ぼーっとしてる人診断をしてみてもいいかもしれませんね。
ぼーっとしてる人は頭がいい傾向にあるので、いい関係を築くことで自分では考えられない考えや答えを知ることができるかもしれません。
大阪生まれ。20代後半。ハウスメーカーで働くもうつ病を発症。その後、発達障害(自閉症スペクトラム障害)が発覚。休養中に沢山の本を読んで培った知識で、人の役に立つ情報を発信していきます。3児の父で、将棋とサッカーが得意。