MEN’S GOAT

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2023.02.13

40代からのリスキリング!新時代を勝ち抜くために取り組むこと

40代のリスキリングは、これからの新時代に勝ち残るために必要なことです。AIやDX化を取り入れる企業が多くなってきた現在、会社はそれらに対応できる人材を求めています。これからの時代に取り残されないためにも、リスキリングについて学んでいきましょう。

そもそもリスキリングとは?

40代からのリスキリング!新時代を勝ち抜くために取り組むこと

リスキリングとは以下のことをいいます。

「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必 要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、 必要なスキルを獲得する/させること」

経済産業省

リスキリングとは、ご自身が持っているスキルを見直し新たなスキルを取得や学び直すことです。
こちらのスキルは一般教養などではなく、仕事に対することをいいます。

現在では、多くの企業がAIやDX化が進んでいることから、それらに特化したスキルを学ぶ方が多いです。

40代からのリスキリングで大事なこと

40代からのリスキリング!新時代を勝ち抜くために取り組むこと

40代と20代では、リスキリングに対する取り組みを変えていくことも重要です。
40代になると、会社と自分の関係や年齢について考える必要があります。

ここでは、40代に必要なことを解説していきます。

会社と自分の関係

40代になると、役職などの上の立場になっている方が多いです。
そうなると、立場に必要なスキルを取得していくことが重要になってきます。

例えば、部下に指示を出していくために必要な知識や経営や運営に必要なマーケティング能力などです。

また、役職になると個人の能力より、チームの能力を求めてきます。
そのため、リスキリングをはじめるにあたって、まずは会社がご自身の立場に求めるスキルを考えることが大事です。

年齢に対する必要なスキルを取得する

40代になると再就職は20代の頃に比べ、難しくなってきます。
そのため、20代の方と同じようなリスキリングではなく即戦力となるリスキリングを考えなければなりません。

一からプログラミングスキルを学ぶのもいいですが、今あるスキルを活かせるスキルを勉強した方が実績+スキルの評価で即戦力扱いされやすいです。

国内リスキリング導入事例を4選紹介

40代からのリスキリング!新時代を勝ち抜くために取り組むこと

リスキリングを実際に導入している企業を確認していきましょう。
導入事例を確認することで、「企業がどれだけ社員にリスキリングを求めているか」を確認できます。

ここでは、有名な企業4社のリスキリングについて詳しく解説していきます。

ヤフー株式会社

大手ポータルサイトを運営するヤフー株式会社は、全従業員8000人に対してリスキリングを実施すると表明しています。
理由は人工知能が発達したことにより、全従業員をAIで業務を活用して仕事ができるためです。

予定としては今年中には全従業員のリスキリングを終えるように進めているとのこと。

また、成績優秀者には報奨金も支払うといわれています。
このことから、Yahoo!がリスキリングについて、本気で取り組んでいるといえるでしょう。

富士通株式会社

富士通は「ITカンパニーからDXカンパニーへ」という経営方針を掲げています。

このための取り組みとして、5年間で5000〜6000億円の教育投資を行うと発表されました。
この費用だけでも、富士通がリスキリングに対する熱意が伝わります。

また、富士通は従来型の雇用システムではなくジョブ型雇用です。
ジョブ型雇用とは、仕事の範囲が決まっている人を雇用することをいい、分野に特化した社員が富士通で勤めています。

リスキリンングにおいても、個人が務める職種に合わせて実施しているのが特徴的です。
このことから、「さらなる分野に特化した人材を作る」を目的としたのが、富士通がリスキリングを導入した理由の1つだといえます。

キヤノン株式会社

キャノンはカメラで有名ですが、今後の方針として産業機器・商業印刷・ネットワークカメラ・メディカル分野の事業を拡大していくと発表しています。
これらの分野を拡大するにあたり、キャノンではデジタル人材が不足しているそうです。

この問題を解決するため、リスキリングをすることで非IT系の社員をデジタル人材へと転換していく取り組みを実施中とのこと。
実際の取り組み例として、工場勤務の方にプログラミングや人工知能などの勉強を半年間行ってます。

結果、デジタル人材を増やし産業機器・商業印刷などの事業を成功させるのが、キャノンのリスキリングの目的です。

株式会社三井住友フィナンシャルグループ

株式会社三井住友フィナンシャルグループでは従業員5万人を対象にリスキリングを実施すると表明しています。

今までの対面型の取引からオンライン取引へと変化したことで、従業員もデジタルを活用した仕事のやり方を覚えてほしくリスキリングを開始されたとのことです。

また、デジタル化を進めていくことで、既存事業のテコ入れや新規事業を開拓し会社の成長を上げていくといわれています。

40代から学ぶリスキリングにおすすめの資格4選

40代からのリスキリング!新時代を勝ち抜くために取り組むこと

大手の企業がリスキリングを取り入れている中、まだ取り入れていない会社へ勤めている方などは、「実際何を学べばいいのか」と気になっているのではないでしょうか。

ここでは、40代だからこそ学ぶべきリスキリング資格を4つ紹介していきます。

ITパスポート

資格名:ITパスポート
分類:国家資格
内容:ITに関する基礎的な知識の試験
資格取得条件:誰でも

これからの時代、40代でもIT系の知識がないと部下への指示や仕事に対する理解ができなくなります。
IT知識がないと思われる方は、ITパスポートの受験はおすすめです。

ITパスポートとは、情報システムやネットワークなどのITに関する基本的な知識を証明できる資格です。
こちらの内容ですが、エンジニアやシステム担当者に求められる知識というより、一般的なビジネスパーソンでが身につけておくべき情報となっています。

これからのDX化が進む時代で、ITパスポートの内容は最低限の知識として欲しいスキルといえるでしょう。
資格取得に条件はありません。

誰でも挑戦できる資格となっていますので、これからIT分野のスキルを身につけたい40代の方にはおすすめの資格です。

統計検定・ビジネス統計スペシャリスト

資格名:統計検定・ビジネス統計スペシャリスト
分類:民間資格
内容:データサイエンスの力を証明する資格
資格取得条件:誰でも

40代となれば、役職にもなり運営や経営に携わる方も多いでしょう。
そんな中、おすすめの資格は「統計検定とビジネス統計スペシャリスト」です。

統計検定とビジネス統計スペシャリストは、数学や統計学、機械学習、プログラミングなどの理論を活用して分析や解析ができる資格です。

こちらの資格を取得すると、大量のデータを統計・分析、そして何かしらの傾向・法則を見出すなどのスキルが身につきます。

DX化が進むことで、多くのデータや情報を取得することも増えてくるでしょう。
取得したデータを活用して、経営に役立てたいと思われる方にはおすすめの資格です。

マーケティング検定

資格名:マーケティング検定
分類:民間資格
内容:マーケティング能力を測定するための試験
資格取得条件:誰でも

経営や運営には、マーケティング能力は必要なスキルです。
ご自身のマーケティングスキルが不安な方は、マーケティング検定の受験をおすすめします。

マーケティング検定とは、ご自身のマーケティング能力を証明できる資格です。
マーケティング資格は他にもありますが、こちらの検定は民間資格でありながら、内閣府認定を受けています。
そのため、証明力としては他のマーケティング資格より効果は高いです。

ご自身のマーケティング能力を高めたい、マーケティングスキルを磨いて会社に貢献できるようになりたい方にはおすすめの資格だといえます。

G検定

資格名:G検定
分類:民間資格
内容:ディープラーニングを事業に生かす知識を持っている証明
資格取得条件:誰でも

AIの成長が進んでいるなか、それらをきちんと理解して運用できる人材は、日本ではまだ多くありません。
そんな中、おすすめなのがG検定です。

G検定は、人工知能やAIについての知識があることを証明する資格となっており、これからのAIが拡大する中で必要になってきます。
とくにチームをまとめる役職者ならば、AIや人工知能をチームの一員として取り入れることも将来的にはあるでしょう。

そんな中知識がなければ、対応やコミニュケーションをとることすらできません。
今後のためにもG検定は、リスキリングすべき資格の1つです。

40代からのリスキリングにおすすめの講座4選

40代からのリスキリング!新時代を勝ち抜くために取り組むこと

必要な資格がわかったら、そのために学ぶべき講座を選ぶ必要があります。
もちろん独学でも勉強は可能ですが、学ぶ速度や成長面では講座の方が早いです。

現在、経済産業省がリスキリングによる人材育成施策のために、無料講座や人材開発支援助成金や専門実践教育訓練給付金を受けられる講座を用意しています。

これからリスキリングを始めようと考えているなら、紹介する講座を確認していきましょう。

巣ごもりDXステップ講座情報

講座名:巣ごもりDXステップ講座情報
費用:無料
内容:AI・データサイエンス・プログラミングなど
主催:経済産業省
※2023年2月10日時点の情報です。

巣ごもりDXステップ講座情報は経済産業省が解説する、無料で受けれるAI・DX向けの講座です。
受けられる講座内容も、AIやデータサイエンス・経営戦略などさまざなことが学べます。

講座も入門から上級まであるため、初めて勉強する方にも安心して講義を受けれるシステムです。
とはいえ、全体的に専門的に習うより基本がベースとなる授業が多いのが若干デメリットな部分もあります。

分野別データサイエンティスト養成講座

講座名:分野別データサイエンティスト養成講座
費用:受講料50万円(専門実践教育訓練給付金制度あり)
内容:データサイエンス
主催:株式会社データサイエンス研究所
※2023年2月10日時点の情報です。

分野別データサイエンティスト養成講座 はデータサイエンスに特化した講座です。
専門的に学ぶことができるため、統計検定などの資格を取得したい方には、おすすめの講座内容となっています。

もちろん講座終了後には、統計検定2級のサポートもしてくれるのが、この講座の嬉しいサービスです。

基本の受講料は50万円ですが、専門実践教育訓練給付金制度の対象となるため、最大70%の金額免除もできます。

G検定対策講座

講座名:G検定対策講座
費用:受講料66,000円
内容:G検定に合格するための講座
主催:株式会社資格スクエア
※2023年2月10日時点の情報です。

G検定対策講座はG検試験に合格するための講座です。
G検の講座は複数ありますが、こちらの講座講師は、G検定を開催している一般社団法人日本ディープラーニング協会有識者会員の方が行ってくれます。

受講料も66,000円と、金額についてもリーズナブルだといえるでしょう。

もしも、G検定の講座をお探しなら株式会社資格スクエアが運営する、G検定対策講座がおすすめです。

AIエンジニア講座

講座名:AIエンジニア講座
費用:受講料33万円(専門実践教育訓練給付金制度あり)
内容:AIの基礎知識やAI技術の座学を学ぶ講座
主催:(株)北海道ソフトウェア技術開発機構
※2023年2月10日時点の情報です。

AIエンジニア講座は、AIに特化した専門的な知識を学べる講座です。
基礎知識だけではなく、AIの構造やAIを利用したプログラム演習まであります。

これからAIを活用して多くの業務を展開していきたい方にはおすすめの講座です。
費用は通常33万円ですが、こちらも第四次産業革命スキル習得講座認定制度に該当するため減額が可能です。

40代からでも遅くない!今すぐリスキリングを始めよう

40代からのリスキリング!新時代を勝ち抜くために取り組むこと

この記事では、40代からリスキリングを始める方に向けた内容を解説していきました。
結論からいうと、今からリスキリングを初めても遅くありません。

「若い頃と比べて勉強する時間がない」「勉強する体力がない」と心配する方もいますが、20代の方と同じように一からプログラミングを勉強する必要はありません。
現在の立場や知識に活かせるものをリスキリングして、会社に貢献できれば企業もご自身を評価してくれます。

また、今回紹介した資格や講座は一部です。
他にも、さまざまな資格や講座がありますので、ご自身にあったものを探してリスキリングするようにしましょう。

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