2023.02.16
副業で個人事業主に!サラリーマンしながら収入アップ&節税する方法
副業で個人事業主になって、サラリーマンをしながら収入を増やしたいと思いませんか?会社員として安定収入を確保しつつ、副業で個人事業主を目指す人を対象に、副業を始めるにあたって準備すべきことや注意点、節税や収入アップのコツなどを解説します。
目次
サラリーマンが副業を始める前に準備すべきこと
サラリーマン(会社員)として働きながら副業を始める際には事前にしっかり準備することが必要です。
ここでは、本業と副業のバランスを考えること、副業をする上での注意点、サラリーマンにおすすめの副業を選択する上でポイントについて解説します。
本業と副業のバランスを考える
副業を始める前に、会社員としての本業と副業のバランスを考える必要があります。
一般的には、本業を優先するのがベターです。
副業を開始する前に、本業と副業の両方を無理なくこなせるかどうかをしっかりと考えることが重要です。
会社員としての本業があなたの人生を支えていることを忘れずに、副業をしても本業の状態を損なわないように注意を払う必要があります。
副業を行う時間を割くことも必要ですが、休日や睡眠時間を無理に削ったり、本業に影響するような活動をしないようにしましょう。
また、副業で毎月安定して収入を得られるようになってきたら開業届をだして個人事業主になることを検討してもいいでしょう。
副業をする上での注意点
副業は、サラリーマンとしての仕事以外で収入を得ることができる優れた機会ですが、注意点もあります。
そこで、副業をする上での注意点について説明します。
就業規則の確認
まず最初に、就業規則によって副業が禁止されていないかを確認することが大切です。
会社に所属している場合は、就業規則に従って副業を行うよう心がけましょう。
税務に関する注意点
副業から得た収入は、所得税として課税されます。
サラリーマンでも個人事業主として副業の年収が20万円以上になると確定申告が必要になります。
ただし、個人事業主として副業で収入なしの場合は確定申告は不要です。
つまり、個人事業主の副業はいくらまで稼いだら申告が必要かは年額20万円を超えた場合ということになります。
副業に関する税務については、詳細な法律知識がない場合は、税理士などの専門家に相談するようにしましょう。
補償制度に関する注意点
副業に伴い、健康上の問題が発生した場合や、宅配などの副業をしていて事故などが発生した場合には、補償制度が適用されない場合もあります。
副業を行う前に、必要な補償制度について確認することが大切です。
これらの注意点を遵守することにより、副業をスムーズかつ安全に行うことができるでしょう。
また、副業に関する法律については変更がある場合もあるため、最新情報を常に確認することが大切です。
個人事業主を目指すサラリーマンにおすすめの副業
サラリーマンとして働くことで、給料が安定しているとはいえ、貯蓄や生活の質の向上を目指す方も多いかと思います。
そんな方のために、個人事業主を目指す方におすすめの副業をいくつか紹介します。
ネットショップなどの物販(メルカリ、ヤフオク、eBay、Amazonなどでの販売)
インターネットを利用して商品を販売する副業です。
このような副業には、メルカリ、ヤフオク、eBayやAmazonなどの大手マーケットプレイスが有名です。
これらのマーケットプレイスは、幅広い商品を販売することができるため、副業として人気があります。
出店も無料である場合が多く、投資する費用も少ないため、リスクも少ないと言えます。
また、海外マーケットもあり、国内以外での商品販売も可能です。
具体的には、個人の趣味やスキルに応じて、自分で作ったものや家にある不用品、手軽に入手できる商品などを販売することができます。
当然、法律に抵触するものや偽物などは絶対に販売しないように注意する必要があります。
物販を副業として選択するには、商品の選定やマーケティング戦略の策定、配送などの調整など、多くのステップがありますが、自分のペースで進められるところも魅力的です。
努力して適切な戦略を練っていくことで、副業からメインビジネスに転換することもできます。
ブログ運営(アフィリエイト、広告収入など)
ブログを作成して情報を発信することを目的とした副業の一つです。
アフィリエイト、広告収入などで収益を得ることができます。
アフィリエイトとは、あなたのブログにリンクを貼り、他のサイトからのアクセスを通じて商品の販売促進やサービスの利用促進を行うことで、収益を得る方法です。
広告収入は、ブログに掲載された広告に対して収益を得ることができます。
Google AdSenseなどの広告配信サービスを利用することで、簡単に広告を掲載することができます。
また、個別に広告スペースを販売することもできます。
ブログ運営を始めるためには、まずブログの作成やデザインなどの基本的な知識が必要です。
また、運営のためのテクニックやマーケティングのスキルも必要になります。
アフィリエイトについては、商品やサービスを選ぶことも大切ですので、市場調査や製品の評価なども行うことが重要です。
ブログ運営をすることで、サラリーマンとして働くと同時に、自分のブログを通じて収益を得ることができて、趣味やスキルを活かすこともできるというメリットもあります。
ただし、運営には時間や労力が必要となりますので、自分のライフスタイルやスケジュールなどに合わせて適切な副業を選んでいくことが重要です。
また、ブログ運営には多くのスキルや知識が必要となります。
例えば、SEO対策やアフィリエイトの仕組みの理解、記事の作成や投稿、マーケティング手法などが含まれます。
ブログを運営するためには、常に新しい情報やトレンドに注目して学び続けることが大切です。
さらに、アクセスアップや収益アップのためにはコミュニケーション能力やマーケティングセンスも求められます。
全てのスキルを持っていなくても大丈夫ですが、自分自身で学ぶことや他のブログ運営者との交流などを通じて磨きをかけていくことが大切です。
Webデザイン、プログラミング、コンサルティング
専門的なスキルが必要になりますが、サラリーマンとしての本業と同様に技術や知識を活かせる副業としておすすめです。
Webデザインは、Webサイトを作成することを担当する仕事です。
HTML、CSS、JavaScriptなどの言語を使ってWebサイトを作成します。この副業にはデザインセンスも必要です。
プログラミングは、コンピュータを操作するためのプログラムを作成する仕事です。
この副業には、プログラミング言語、アルゴリズム、データ構造などの知識が必要になります。
コンサルティングは、他の企業や個人にアドバイスをすることを担当する仕事です。
この副業には、経営学、マーケティング、リスクマネジメントなどの専門知識が必要です。
Youtubeなどの動画配信サイト
YouTubeや他のビデオプラットフォームでの収益化は、主に2つの方法で行うことができます。
広告収益
YouTubeの場合、広告主があなたの動画に広告を掲載することで、その収益を受け取ることができます。
チャンネルメンバーシップ
YouTubeのサブスクライバーが有料のチャンネルメンバーシップに参加することで、特別なメンバー専用のコンテンツを提供することができます。
これにより、メンバーシップ料金を受け取ることができます。
これらの方法を組み合わせて利用することで、YouTubeなどのビデオプラットフォームを利用して多様な収益を得ることができます。
また、自分のブランドを構築することで長期的な収益を得ることもできます。
サラリーマンが副業で個人事業主になるメリット
副業で毎月安定して収入を得られるようになったら、開業届を提出して個人事業主になるのがおすすめです。
ここでは、個人事業主になるメリットについて説明します。
リスクなく独立起業するための準備ができる
今の時代、大企業でも終身雇用制度が崩壊し、これからは定年までサラリーマンを続けられる人のほうが少なくなるでしょう。
そうしたなか、サラリーマンとして安定収入を得ながら、副業で個人事業主になることで、税務に対するスキルやマーケティングなどをリスクなく学ぶことができ、さらに副収入を得ることもできます。
これらの副業での経験は将来、独立起業する際に必要なスキルを身につけるための良い練習になるでしょう。
副業で使ったお金を経費計上できる
サラリーマンが副業で個人事業主になった場合、副業で使ったお金を、経費として計上することができます。
例えば、副業で営業活動を行なった際に使用した交通費や消耗品費用などは、経費として正当な計上ができます。
ほかにも、副業に必要な資料や機材の購入費用、通信費、広告費、仕事と副業を織り交ぜて実行する際にかかる通話料やデータ通信料も経費計上することができます。
これにより、個人事業主になることで、副業で得た収入に対する税金負担が軽減されることも期待できます。
青色申告することでの節税効果が大きい
個人事業主としての副業の収入を青色申告することで、課税対象額を減らすことができ、節税効果が得られます。
これは、白色申告では受けられない控除を受けることができるからです。
例えば、青色申告特別控除として、所得内容に応じて65万円(e-taxでの申告でない場合は55万円)または10万円(単式簿記の場合)の所得控除が受けられます。
これにより、課税対象となる金額からこの額を差し引くことができます。
また、純損失の繰越しとして、一定の所得で損失を出した場合、最長3年間、損失を繰り越して計上することができます。
さらに、自宅を事務所としている場合、仕事に必要な電気代やインターネット料金などを経費として申請することもできます。
これらの経費は年収から差し引くことができるため、課税対象額を抑えることにつながります。
以上のように、青色申告をすることで、節税効果が大きくなります。
これらの結果を実現するためにも、副業で毎月安定して収入を得られるようになったら青色申告をするのがいいでしょう。
サラリーマンが副業で個人事業主になるデメリット
ここまで読んで、会社員をしながら個人事業主になるのが最強と思われた方もいるかもしれませんが、当然ながら、個人事業主になることのデメリットもあります。
本業と副業のワークバランスが崩れる
サラリーマンとして働きながら副業で個人事業主になる場合、複数の仕事をこなすことになります。
これは多くのタスクを同時にこなすことになるため、時間管理に苦労することもあります。
また、本業と副業のバランスを取ることも大変です。
これらにより、健康や家庭生活に悪影響を与えることもあります。
会社に副業をやっているのがバレる
確定申告時など(所得が上がることで、給与から特別徴収される住民税額が上昇するため)、個人事業主として副業をしているのが会社にバレる可能性があります。
就業規則などで個人事業主として副業禁止と明記されている場合は、トラブルになる(最悪、解雇されるなど)ことがありますので、副業を始める前にしっかり確認するようにしましょう。
会社を辞めても失業保険がもらえない
副業を個人事業主として行っている場合、会社を辞めた後も失業保険を受けることはできません。
これは、副業を行っている状況においては、本業の会社を退職したとしても法的には失業していないということからです。
そのため、失業手当の対象外となります。
ただし、退職前か退職後の雇用保険の受給が可能な期間内に廃業届を提出すれば、失業保険の受給が可能になります。
しかし、廃業届を提出しても、実態として副業を継続しているような場合は失業保険の不正受給となりますので注意するようにしましょう。
まとめ:会社員が副業で個人事業主として成功するために
本記事では、サラリーマンが会社員として働きながら、副業で個人事業主として成功するための方法や注意点を解説しました。
サラリーマンをしながら副業と聞くと、なにをしたらいいのかとか、会社にバレてトラブルになるんじゃないかなど不安に思う人も多いかと思います。
しかし、会社に勤めて安定収入を得ながら、副業で個人事業主になることは収入アップや節税など大きなメリットがあります。
自分に合った副業を選び、税務知識もつけ、収入アップやスキルアップすることで、サラリーマン生活にもプラスのインパクトを与えることができるでしょう。
また、近い将来、独立・起業を考えている方にとっても、副業で個人事業主になり、人脈やマーケティング、税務のスキルを身に付けておくことは非常に有益な経験となるでしょう。
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